母乳育児からの断乳
母乳育児をしているお母さんの中には最後まで母乳で育てたても、仕事復帰をしなければならなかったり、何らかの病気になってしまい母乳を飲ませ続けることができなくなってしまったり、とさまざまな理由で自然的に卒乳するのではなく泣く泣く断乳することになってしまったお母さんも少なくはないでしょう。
断乳はまだ母乳を飲み盛りの赤ちゃんからおっぱいを取り上げてしまう、という事なので赤ちゃんにとっても母親にとっても心苦しいことですよね。
また、お母さんのほうも断乳後のもおっぱいトラブルが待ち受けていたりするのです。
断乳はある意味精神的にも肉体的にもストレスの伴うものなのかもしれませんね。
今回は肉体的ダメージを和らげるための断乳後のケアについてご紹介しますね。
断乳後のケアは重要!!
母乳育児中に乳腺炎になってしまうお母さんは少なくはないはずです。
乳腺炎は、おっぱいの内部にある乳腺に母乳がつまってしまい、母乳が外へ出きれずに溜まってしまうしまうために起こります。
乳腺炎になるとおっぱいにしこりができてしまったり、おっぱいに熱を持ち痛みを発したり、ひどくなると母親自身が高熱を出してしまう事もあるのです。
乳腺炎は母乳育児中でけでなく断乳時にもなってしまうこともあるのです。
断乳をすると昨日まで赤ちゃんが飲んでいた母乳をおっぱいの外へ出さなくなるのですから、おっぱいの内部に母乳が溜まってしまい乳腺になってしまいます。
そのため、断乳時には適切なケアが必要になってくるのです。
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断乳後のおっぱいの絞り方
断乳時にしこりができてしまった場合、完璧に絞ってしまうとさらに母乳を分泌してしまうため再びしこりができてしまいます。
なので、断乳時には『圧抜き』と言われる方法で母乳を絞りだします。
圧抜きとは、母乳を完璧に絞りだすのではなく乳房が張って痛いときに痛みが軽くなる程度に母乳を出す方法です。
乳房全体を絞るのではなく、乳輪部分をつまみ絞るやり方です。
また、断乳の最後は『おにぎり絞り』というやり方で絞ります。
この絞り方は乳房全体を手で握り、おむすびを握るようなやり方で絞っていきます。
このとき、絞りの腰の無いように母乳をすべて絞り出します。
その後、かかりつけの助産師外来へ行きおっぱいクリーニングと呼ばれる最後のマッサージを受けることをおすすめします。
簡単じゃない断乳
出来るだけ断乳よりも自然に赤ちゃんの方から卒乳してくれるのがベターな方法ですよね!!
ですが、お母さんにも理由があり断乳しなければならない場合もあるのです。
ある人は、一ヶ月検診の時に産婦人科のお医者さんに、「赤ちゃんの母乳性黄疸が強いからすぐに母乳をやめて粉ミルクに変えて。」
と言われてまだ生後一か月でしたが断乳をしました。
そのときの断乳の正しい方法を知らなかったので出なくなるまで母乳を絞っていました。
そのためしこりができ、おっぱいが熱を持ち歩くのも痛くて辛い経験をしたというケースもあるのです。
母乳育児は、今日で終わろう!と終われるわけではありません。
赤ちゃんや母親の様子を見ながら一ヶ月前から計画的に進められるのが理想の断乳です。
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