赤ちゃんの下痢はとても心配なものですよね。
とはいえ、赤ちゃんの便は、生まれたばかりだと真っ黒い「胎便」が出ます。
もともと下痢みたいにやわらかいし、色だって黄色っぽい時もあれば緑色の時もあり、どんな便なら健康で、どんな便が出たら病院を受診すべきなのか、見分け方がわかりづらいですよね。
よく、イチゴジャム状、タール状などという言葉も聞くけれど、実際はどんな便なのか、イメージしづらいママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、どんな便が健康で、どんな便は病気の疑いがあるのか、実際に画像を交えて紹介したいと思います。
画像と実際の赤ちゃんの便を見比べて、健康かどうかを判断する参考にしてくださいね。
画像で見る健康な便について
おっぱいを飲んでいる赤ちゃんの便は、元気な時でも「下痢かな?」と見間違えるほどやわらかいことも多いですよね。
特に母乳を飲んでいる赤ちゃんの便はやわらかく、下痢との見分け方が分からないママもいることでしょう。
では、まず健康な赤ちゃんの便を紹介します。
出典:http://www.unicharm.co.jp/moony/ikuji/oshiri/image/unchi03_img01.jpg
母乳育児中の赤ちゃんの便は、黄色をしています。
この黄色は胆汁の色です。
出典:http://mamari.jp/3873
緑色の便も健康な証拠です。
特に母乳を飲んでいる赤ちゃんに多い便です。
腸内のビフィズス菌の影響で、胆汁が酸化して緑色に変化したため、便も緑色になります。
大人のものと比べると、色も柔らかさも全く違いますが、赤ちゃんの便はこの状態で「健康」なのです。
ミルク育児の赤ちゃんの場合は、もう少し茶色っぽい色をしていることが多いです。
また、離乳食が始まると、母乳育児の赤ちゃんも茶色っぽい色に変化していきます。
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画像で見る危ない下痢の見分け方
次に、何かしら異常がある時の赤ちゃんの便を紹介します。
もしも赤ちゃんの便が画像のようなものになったら、病院を受診しましょう!
ロタウイルス性下痢症
ロタウイルスに感染することで起こる下痢です。
嘔吐や発熱を伴います。
便の色は白っぽくなります。
出典:http://www.ishikawa.med.or.jp/kenkou/kansen.shtml
腸重積
望遠鏡のように、腸の中に腸が入り込む病気です。
激しい腹痛を伴います。
イチゴジャム状の赤い下痢が特徴です。
早期治療が必要なので、夜中でも救急病院へ連れて行きましょう。
出典:http://mama.shufunotomo.co.jp/shiritai/?p=6939
細菌性胃腸炎
いわゆる食中毒です。
離乳食が始まった赤ちゃんや、家族に細菌性胃腸炎の症状があった場合は注意が必要です。
腹痛や嘔吐を伴います。
便は赤い血便になることがあります。
出典:http://mama.shufunotomo.co.jp/shiritai/?p=6939
まとめ
赤ちゃんの下痢について画像を使って紹介しましたが、如何でしたでしょうか。
体調の見分け方として重要な便の色。
健康な便と、急を要するイチゴジャム状の便や血便は明らかに違いますね。
この他、色以外の見分け方は、便の回数や、赤ちゃんの機嫌が良いか、他の症状が無いかなどを見る事です。
全身状態を見る事がとても大切です。
はっきりした見分け方が分からず悩むママもいるかもしれませんが、もしも「あれ、おかしいかな?」と思った場合は、病院を受診しておくことをおすすめします。
赤ちゃんのちょっとした変化にも気づけるのは、いつもお世話をしているパパやママですから。