ママと赤ちゃんにとって授乳タイムは幸せな時間ですよね。
でも、赤ちゃんが授乳中にバタバタと手を動かすことがあります。
落ち着きなく手を動かしたり、ちょっと不機嫌そうに動いたりすると、何か気に入らないことがあるのか、どこか具合が悪いのかとママは心配になってしまいますよね。
一体赤ちゃんの動きにはどんなメッセージが込められているのでしょうか。
そこで、今回は、赤ちゃんが授乳中に手を動かす理由と、落ち着かせる方法についてまとめたいと思います。
赤ちゃんが授乳中に手を動かすのはなぜ?
赤ちゃんが授乳中に手を動かす理由はいくつか考えられます。
赤ちゃんは言葉を話すことができないので、動きで自分の気持ちを表そうとします。
何かしら不快な場合も、手を動かすなどの行動で訴えることもあります。
例えば、授乳中にゲップをしたくて苦しくなった時なども、手を動かすことで表現します。
また、便秘でお腹がグルグルいって気持ち悪い場合も身体を動かすことで気持ち悪さを表現することもあります。
他には、おっぱいが美味しくない時にも、手足を動かして不満をアピールします。
赤ちゃんが不機嫌そう、あるいは不快そうな様子で手を動かすのであれば、ゲップやおっぱいの味など、不機嫌になる理由で思い当たる節がないか探ってみてください。
また、少し月齢が上がると、おっぱいを飲みながら遊びだすこともあります。
自分の手をおもちゃにして、振ってみたりニギニギと握ってみたりして遊ぶこともあるんです。
遊びながら飲んでいるので、きちんと飲んでいるのか、ママは不安になるかもしれませんが、これも成長の証しだといえるんですよ。
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赤ちゃんを落ち着かせる方法
授乳中に不快そうに手足を動かしている赤ちゃんを落ち着かせるには、不快に思っている原因を取り除いてあげる必要がありますよね。
ゲップがしたい場合は、一度授乳を中断して、ゲップを出してあげましょう。
縦抱っこをして背中をさするなどしてゲップを出してあげれば、落ち着いておっぱいを飲んでくれることがあります。
便秘が原因だと思われる場合は、お腹のマッサージをしてあげましょう。
赤ちゃんのお腹をのの字をかくように優しくさすります。
その場でうんちが出なくても、お腹がグルグルとなるのが治まれば、落ち着いておっぱいを飲んでくれることもあります。
便秘が続いていて、マッサージだけでは効果がない場合は、綿棒を使って浣腸をしてあげても良いでしょう。
お腹の中がスッキリすれば、おっぱいもしっかり飲んでくれるかもしれませんよ。
おっぱいの出が悪かったり、味が美味しくない場合も、バタバタと手を動かすことがあるのですが、心あたりはあるでしょうか?疲れていたり水分不足で胸があまり張っていない時は、おっぱいが足りていない可能性もあります。
また、脂っこいものや甘いもの、香辛料を沢山使ったカレーなどを食べると、おっぱいの味が悪くなると言われています。
そのようなものを食べていないか思い返してみてください。
おいしいおっぱいを十分に作るには、和食などのバランスのとれた食事をとることと、しっかり眠ることが大切です。
頑張り過ぎず、赤ちゃんが寝ている時は一緒に休むようにしてくださいね。
赤ちゃんが不機嫌ではなく、遊んでしまっている場合は、おっぱいに集中できるような環境づくりをしましょう。
テレビの音や光で赤ちゃんの気が散ってはいませんか?テレビは消して、できるだけ静かな空間で落ち着いて授乳してあげましょう。
ママがスマホ片手に授乳していると、赤ちゃんは気になってしまいますから、スマホも置いて、赤ちゃんに向き合ってあげることも大切ですよ。
何が理由で赤ちゃんが手足を動かしているのかは、なかなかわかりづらいかもしれません。
思いあたる原因にひとつひとつ対処して、赤ちゃんが落ち着かない理由を探ってみてくださいね。
その他に考えられる原因
新生児の赤ちゃんは、ママのお腹の外でも生きていくために、「原始反射」という動きが生まれつき備わっています。
例えば、口に何かが触れると、反射的に吸い付こうとしますよね。
これも「吸啜反射」とよばれる原始反射です。
それと同様に、手のひらに何かが触れると、反射的に握り返してきます。
これは「掌握反射」と呼ばれるものです。
掌握反射は授乳中でもあります。
授乳中に何かが手のひらに触れて、それを握り返そうとして手を動かすこともあるのです。
前述したゲップや便秘、おっぱいの味に心当たりがない場合で、動きが暴れるような激しいものでないのであれば、赤ちゃんの手にそっと指で触れてみてください。
赤ちゃんが握り返してくるかもしれません。
ママの指を握ることで、赤ちゃんが落ち着いておっぱいを飲んでくれるかもしれませんよ。
まとめ
赤ちゃんはまだ言葉を話すことができないので、動きで自分の気持をアピールします。
それは授乳中でも同じ事です。
バタバタと手を動かす時は、何かしらママに訴えたいことがあるのかもしれません。
原因をひとつひとつ探っていくのは大変かもしれませんが、赤ちゃんが落ち着いておっぱいを飲めるように、根気よく対処してあげてくださいね!