母乳は断乳したからといって自然に止まるものではありません。
特に、母乳が沢山作られる1歳 から1歳半位の間で断乳する場合は、赤ちゃんが吸わなくても作られ続けます。
そして、作られ続けている母乳をそのままにしておきますと、乳腺炎などのトラブルを引き起こす可能性や次のお子さんが産まれた時の初乳にも影響する事がありますので、きちんと対処しな ければなりません。
短期間で母乳を止めるとお母さんの体にも負担になってしまいますので、長いスパンで様子を見ながら完全に止まるのを待ちましょう。
では、どのようにすれば上手に母乳を止める事ができるのか見ていきたいと思います。
母乳の絞りすぎには注意が必要です
断乳して赤ちゃんが母乳を吸わなくなると、おっぱいは溜まる一方になってしまいます。
そして、そのまま放置してしまいますとおっぱいが詰まり、乳腺炎になってしまう可能性が出てきます。
そこで、溜まりすぎないように搾乳して母乳を捨てるのですが、おっぱいへの刺激を与えすぎると逆に母乳の分泌量が増えてしまいます。
それは、赤ちゃんがおっぱいを吸っているのと同じ状 態になってしまうからです。
それでは断乳した意味がなくなってしまいますよね。
まずは、おっぱいがパンパンに張るまで少し我慢しましょう。
そして、搾乳するのですが初めは 溜まった母乳を全て抜かないことが大切です。
おっぱいが空っぽになってしまうと、母乳が足りていないと脳が勘違いし、また母乳を作り始めてしまうのでまだ少し残ってるなという状態で止めておきましょう。
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搾乳は手絞りで行いましょう
母乳を溜めない為に搾乳するのですが、必ず手で絞る様にしましょう。
確かに搾乳器を使うと楽だと思いますが、おっぱいへの刺激が強すぎますし、絞りすぎてしまう事があるので、母乳の分泌を促してしまいます。
断乳をして始めの数日は、絞りすぎない様に注意してお風呂あがりなど一日に一回、手で絞りましょう。
カチカチになったおっぱいが柔らかくなる程度で構いません。
そして、3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後という様に少しずつ絞る間隔を延ばしていき、逆に最後の方はしっかりと絞りきる事が大切です。
古い母乳が残っていますとしこりの原因になってしまったり、トラブルの元になりますので、気をつけましょう。
まとめ
母乳育児では様々なトラブルがつきものですが、断乳後もきちんとケアしてあげないとお母さん自身が辛い思いをする事になりかねません。
人間の体は不思議なもので、赤ちゃんがおっぱいを吸わなくなっても暫くは自然に母乳が作られます。
出来れば出なくなるまで吸わせてあげたいところですが、それぞれのご家庭にも事情があると思いますので、なかなか難しいですよね。
溜まった母乳はきちんと排出してあげないと詰まったり乳腺炎になってしまう可能性がありますので、少しづつ搾乳し上手に母乳を止めれるよう頑張りましょう。
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