母乳育児のトラブル
赤ちゃんを出産すると母乳育児がはじまります。
母乳には、初めに出てくる『初乳』というものがあります。
初乳には免疫物質が多く含まれているます。
量は多く出なくても、それをしっかり飲むことで感染症などに対する免疫が強くなります。
初乳以降の母乳『成乳』にも初乳ほどではありませんが、免疫物質が含まれています。
なので、多くの母親は母乳育児で育てていきたいのが本音ですが、母乳育児をしているとおっぱいトラブルにあってしまう場合もあるのです。
実は断乳時にもトラブルが起きてしまう事もあるのです。
その母乳育児で一番多いトラブルが『乳腺炎』です。
乳腺炎とは!?
母乳育児を行っている母親で乳腺炎になったことがある人は少なくありません。
乳腺炎とは、乳腺に母乳が詰まってしまい起こる炎症の事です。
乳腺炎になってしまうと、おっぱいにしこりができてしまい硬くパンパンになってしまいます。
ひどくなると、寝返りをうったり歩く振動にでさえ痛みを伴います。
また、肩こりや頭痛などが起こる場合もあります。
さらにひどくなるとおっぱいの皮膚が赤くなったり、母親自身が高熱を出してしまいます。
乳腺炎の原因は、食生活が脂っこい物やお菓子類や乳製品の取りすぎ・授乳時間の間隔が開きすぎている・寝不足やストレス・母乳の飲み残し、などの原因があります。
断乳時に乳腺炎になってしまう事もあります。
今まで赤ちゃんに飲んでもらっていた母乳をいきなり辞めるため、母乳がおっぱいの内部で溜まってしまい乳腺炎になってしまうのです。
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乳腺炎を予防するためのには?
乳腺炎になりたい人なんていませんよね。
母乳育児を行う上での乳腺炎を予防する方法をご紹介いたします。
まず、赤ちゃんに飲んでもらうことが1番の予防です。
授乳時間の間隔を長くても3時間以上開けることはやめましょう。
また、母乳の質が悪いとドロドロした母乳になり乳腺を詰まらせ乳腺炎を起こしやすくなるため、母乳に良いとされる和食を中心にした食生活が好ましいのです。
そのほかに、睡眠不足やストレスなどでも乳腺炎になってしまう事もあるため、夫や周りの人に協力してもらい息抜きをすることも大切なことです。
断乳時に乳腺炎にならない様にするには、断乳前から詰まりにくい質の良い母乳にしておくことが大切です。
また、断乳時におっぱいが張って痛いからといって、母乳を絞りすぎない事が重要です。
軽く絞り痛みを軽減する程度で良いのです。
母乳育児に付きまとう乳腺炎
母乳育児が始まり、終わるまで付きまとう『乳腺炎』。
痛みを伴う上にひどくなると発熱まで起きてしまい育児に支障をきたしてしまいます。
そんな乳腺炎をうまく予防して母乳育児を終えたいですよね。
母乳育児中にも断乳時にも乳腺炎になりかけて、おっぱいにしこりができパンパンに張れ、歩く振動でさえ痛みを感じることもあります。
家事をするにも痛く気持ちが沈んでしまいがちになります。
知識がなく、自己流のマッサージなどで悪化させてしまい助産師外来へ駆け込むというけーすもあります。
今、母乳育児をしている方や今から始まる方、乳腺炎になる前に予防することを強く勧めます。
そして乳腺炎にならずに母乳育児を終えることを応援します。
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