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母乳育児

搾乳した母乳の保存方法と温め方は?外出する時は?

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完全母乳育児をしたいと思っていても、様々な理由で直接授乳ができない時がありますよね。

たとえば、赤ちゃんが入院している時や、保育園に通わせる時、用事があって誰かに預けて外出する時など、ママが一緒に居られない時がそうです。

また、ママが体調を崩して一時的に薬を服用する時も、母乳をあげられないことがあります。

乳首が切れて、直接赤ちゃんに吸わせるのが難しい時だってあります。

そんな時、ミルクに頼るのも悪くはありませんが、完全母乳を貫きたいのであれば、搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませるという方法があります。

あらかじめ搾乳をして母乳を保存しておけば、直接あげられない時に大活躍してくれますよ。

ただし、赤ちゃんの口に入る物なので、衛生面には注意が必要ですよね。

そこで、搾乳した母乳を安全に保存する方法と、飲ませる時に温める方法についてまとめたいと思います!

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搾乳した母乳を保存する方法と温め方は?外出する時は?

搾乳した母乳を冷蔵庫で保存する方法

搾乳してすぐ飲ませるのであれば常温のままで問題はありませんが、多くの場合はすぐに飲ませませんよね。

そんな時はどのような方法で保存するのが良いのでしょうか。

搾乳したその日のうちに使い切るのであれば、冷蔵庫で保存するのが良いでしょう。

冷蔵庫での保存は、母乳が傷まないことはもちろんですし、栄養成分が壊れにくいというメリットもあります。

保育園や病院などに持って行く場合や、数日後に使う予定である場合を除けば、冷蔵保存して24時間以内に使い切るのが最もおすすめできる保存方法ですよ。

冷蔵庫で保存する時の注意点は、搾乳時に母乳に雑菌が入らないように配慮する事です。

哺乳瓶など母乳を入れる容器はあらかじめ殺菌しておきましょう。

搾乳機を使う場合は搾乳機も消毒しておきます。

手で搾る場合は、手指を良く洗っておきます。

特に爪の間には菌が残りやすいので、しっかり洗っておきましょう。

乳首も洗浄綿で拭くなどして清潔にしておきましょう。

搾乳が終わったら、蓋やラップなどで容器に封をして冷蔵庫に入れて保存します。

母乳の品質を保つために大切なのは、温度変化を少なくすることです。

家庭の冷蔵庫は開け閉めを頻繁にしますよね。

そのため、どうしても冷蔵庫内の温度が変化しがちです。

特にドアポケット付近は温度が変化しやすいので、冷蔵庫の奥の方に保存すると良いですよ。

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搾乳した母乳を冷凍庫で保存する方法

搾乳した母乳をすぐに使わない場合や保育園などに持って行く場合は、冷凍庫で保存するのがおすすめです。

冷凍保存であれば、冷蔵庫よりも長い期間保存することができます。

温度変化の少ない業務用冷凍庫であれば3か月保存可能だとも言われますが、家庭用冷凍庫ではそこまでの長期保存はおすすめしません。

冷蔵庫と同様に開閉による温度変化が大きいので、2週間~1か月程度で使い切るようにしましょう。

保存場所も、冷蔵庫と同じくできるだけ温度変化の少ない冷凍庫の奥の方が良いでしょう。

冷凍保存する場合も、搾乳の時には容器や手指をよく消毒しておきましょう。

搾乳した母乳は、消毒したタッパーなどで冷凍保存することもできますが、専用の母乳パックに入れて保存することをおすすめします。

母乳パックはジッパー付きの密封袋です。

衛生面に配慮して作られているので安心して使うことが出来ます。

また、容量も40㎖、80㎖、150㎖などバリエーションが豊富で、赤ちゃんの哺乳量に合わせたサイズを選ぶことができますよ。

搾乳した母乳の温め方

搾乳した母乳は、冷蔵庫や冷凍庫で保存した場合、温めなおしてから赤ちゃんに飲ませます。

冷蔵庫で保存した母乳の温め方

冷蔵庫で保存した母乳は、人肌くらいの温かさまで温めます。

ただし、ここで注意したいのが温める方法です。

赤ちゃんがお腹を空かせているので素早く温めたいところではありますが、電子レンジや直火、熱湯を使った湯せんで温める方法は良くありません。

温め過ぎると、母乳の栄養素が壊れてしまいます。

温める時は、40度程度のぬるま湯に容器ごとつけて温めましょう。

少し時間はかかりますが、母乳の栄養素を壊さないためにはこの方法が一番良いんですよ。

40度以上にすると、母乳に含まれる資質が減ってしまう可能性があります。

脂質は赤ちゃんの大事なエネルギー源です。

また、資質が減ると脂溶性ビタミンや必須脂肪酸などの赤ちゃんに不可欠な栄養素も減ってしまいます。

せっかく搾乳した母乳ですから、赤ちゃんには栄養をたっぷり摂れるようにしてあげたいですよね。

母乳を温める時は、多少時間がかかって面倒でも、40度程度のぬるま湯でゆっくり温めてあげてくださいね。

冷凍庫で保存した母乳の温め方

冷凍庫で保存した母乳を温めるには、まず解凍する必要があります。

ただ、冷蔵保存した母乳を温める時と同じように、電子レンジや直火などの方法で回答すると、せっかくの母乳の栄養素が壊れてしまう可能性があります。

解凍する時も、時間をかけてゆっくり解凍しましょう。

栄養素を壊さない解凍方法としては、「流水解凍」や「冷蔵庫での解凍」があります。

ある大学の研究では、流水解凍であれば母乳の栄養分や免疫成分を失わなかったという報告があります。

母乳の栄養を最大限に赤ちゃんに与えてあげるためには、流水解凍などで時間をかけて解凍してあげるのがよさそうですね。

解凍した母乳は冷蔵庫で半日程度保存できるので、その日飲ませる分は、前日の夜から冷蔵庫で解凍しておくと良いですしょう。

解凍に時間がかかって困るという場合は、冷凍保存袋の大きさを敢えて小さいものにし、小分けにしておくと解凍時間が短くて済みますよ。

解凍した後の温め方は、冷蔵庫で保存した母乳と同じです。

ぬるま湯で湯せんして温めてあげましょう。

まとめ

母乳を搾乳して保存しておけば、もしママが赤ちゃんに直接授乳できなくなっても母乳を飲ませてあげられるので、とても便利です。

普段、完全母乳で過ごしている赤ちゃんの中には、急にミルクに変えると嫌がってしまう子もいます。

保育園やママの外出時のためという以外にも、ママの急な体調不良など、緊急時のために母乳を搾乳して保存しておいても良いでしょう。

保存時や温める時の衛生面には十分注意して、赤ちゃんにおいしい母乳を飲ませてあげたいですね!

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