お子さんが1歳近くになってくると、お母さんの仕事復帰や次の子供を授かる為に断乳を考える方も出てくると思います。
断乳する事で、赤ちゃんの夜泣きがなくなったり、離乳食をしっかり食べるようになったりといったメリットがあります。
また、お母さんも体力的にも精神的にも余裕が出来て、育児も楽しめるようになるかもしれませんね。
ただ、断乳を考えるのであればその後の赤ちゃんのケアも必要ですが、お母さん自身のおっぱいのケアもしっかりとしなくてはなりません。
ここをおろそかにしてしまうと、後で乳腺炎になってしまったり残乳のせいでしこりが出来てしまったりします。
ここでは断乳後のそれぞれのケアについてお話したいと思います。
断乳をする上で知っておきたいおっぱいのケア
断乳をすると、今まで排出されていた母乳がどんどんおっぱいに溜まっていきますので、張ってしまいます。
特に、断乳をして最初の3日間は搾乳してしまいますと、おっぱいが刺激されて余計母乳が作られてしまいますので、我慢して溜め続けることが必要です。
しかし、そのまま何もしないともちろん乳腺炎になってしまいますので、適度に圧抜きをする必要があります。
ここで注意しなければならないのが、先ほども言いましたがおっぱいを刺激しすぎないことです。
完全に抜ききってしまいますとまた新しい母乳が作られてしまい、折角我慢した2、3日が無駄になってしまいます。
少しおっぱいが柔らかくなる程度で止めておきましょう。
ただ、最初の3日間というのはあくまで目安ですので、あまりにも張りすぎて辛いようでしたら早めに圧抜きをすると良いでしょう。
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赤ちゃんのケアももちろん必要です
断乳はお母さん側の事情で行う儀式ですので、赤ちゃんにとって望んでいることではありません。
ですので、必ず赤ちゃんのケアも必要になります。
生まれてから何よりも大好きなおっぱいとお別れしなくてはならないという事は、それに代わる様な安心できる時間が必要になります。
今まで以上に赤ちゃんに愛情を注いであげる事が、心の不安定さを取り除いてくれるのではないでしょうか。
また、栄養補給が完全に離乳食からだけになりますので、栄養バランスや食事量に気をつけてあげましょう。
最初はお腹が空いて沢山食べたがるかもしれませんが、一度に量を増やしてしまうと内臓に負担がかかりますので、少しずつ量を増やしてあげると良いと思います。
また水分本給も水やお茶からになりますので、こまめに飲ませてあげましょう。
断乳はお母さんにとっても赤ちゃんにとっても一大イベントだと思います。
お母さんはそれまでの母乳育児や夜泣きの大変さから解放され、精神的にも体力的にも楽になるかもしれませんね。
ただ、お母さんも授乳の時間がなくなり寂しく感じるかもしれませんが、赤ちゃんはそれ以上に不安や寂しさを感じてしまいますので、今まで以上に愛情をたっぷり注いで心のケアをしてあげ ましょう。
また、お母さん自身もおっぱいのケアをしっかりとし、その後トラブルにならないように気をつけましょう。