母乳育児中に疲労感!?
母乳で赤ちゃんを育てることで、親子の絆作り、赤ちゃんの免疫力アップなど、様々なメリットがあると言われています。
しかし、実際には母乳育児を始めると同時に、疲労感がひどくなると感じるママも多いのではないかと思います。
愛する我が子のためとは言え、出産後の赤ちゃんとの生活は、ママが中心となっている事も多いいため、疲労回復の方法に関心を寄せていることでしょう。
体に疲労感が解消されないままの状態が続けば、母乳の出にも影響してくることもありますので、早目の対処が必要となってきます。
そんな母乳育児中に解消しづらい疲労感について説明しますので、参考にしてください。
育児は楽しむものです。
まずはご自分と赤ちゃんとの生活を大切に、疲労感の溜まりにくい工夫をしてみてください。
産後の体は疲れている
約10ヶ月間かけ、自分の体内で赤ちゃんを育ててきたママの体は、見た目以上に疲労がたまっていることをご存知でしょうか?
妊娠後期に入ると特に約8キロ以上、人によっては10キロ超えのお腹を抱えた生活が、ママの体にとって大きな負担となります。
妊娠中の腰痛が多いのも、大きくなったお腹を支えている腰に大きな負担がかかっているからです。
また、妊娠中には運動に制限もあるため、筋力不足、体力不足を引き起こしてしまう期間となります。
通常産後1ヶ月の検診時に問題がなければ、ママの体も健康であると捉えがちですが、実際に体が妊娠前の状態に戻るには約半年の期間が必要であると言われています。
産後の体は、誰でも疲労がとれないとの認識を忘れないでください。
疲労感がひどくなる場合には、赤ちゃんが寝ている時は自分も一緒に眠るようにしましょう。
Sponsored Link
エネルギー不足からくる疲労
愛する我が子がおっぱいをほおおばる姿を見ているのは、非常に愛おしい時間です。
しかし、母乳を作るママの体にとっては、常にフルマラソンを強いられている状態が続いていることをご存知でしょうか?
赤ちゃんにとって総合栄養食とも呼べる母乳は、ママの血液から作られています。
1回あたりの母乳の量は赤ちゃんによって異なってくるのですが、1回当たり約80mlから120mlの母乳を飲んでいると考えられています。
例えば4時おきに母乳を欲しがる赤ちゃんの場合、一日に約5~6回の授乳回数母乳が作られることになるのですが、一日トータルで400mlから720mlもの母乳を作り出す必要があります。
これほど大量の血液を毎日作り出すママの体は、エネルギー不足に陥りがちです。
エネルギー不足により、疲労が回復できないまま、夜の睡眠時間も不規則となれば、疲労感が回復できなくても当然のことではないかと思います。
疲労感が中々解消できないと感じるママは、積極的に周囲の手を借りて休むことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
産後、すぐに母乳育児を開始しているママにとっては、妊娠中からの体の疲労が解消されないまま、昼夜を問わず赤ちゃんの世話をする生活そのものが、体にどんどん疲れを溜め込んでしまう原因となっているかもしれません。
疲れにより母乳の出が悪くなるママも多いので、意識的に休む時間を確保することが必要です。
時にはパパや家族に赤ちゃんのお世話を任せ、たっぷりと睡眠をとるだけでも体の回復に違いが出てくるかもしれません。
赤ちゃんが母乳をたっぷりのみ、すくすくと育つためにも、積極的に疲労回復のための食事や睡眠を意識してみてください。
↓母乳育児に関連する記事はこちら