母乳育児に取り組もう!!産後1か月すぐに母乳が出なくても大丈夫!
出産すれば誰でもすぐに母乳が出るわけではありません。
中には出産前から母乳が出始めるラッキーな妊婦さんもおられますが、ほとんどの方が赤ちゃんに乳首を吸ってもらって初めて乳腺が開通し、母乳が徐々に分泌されるようになります。
乳腺の数も太さも人によって違いますから、赤ちゃんが飲みきれないほど母乳が溢れてくる人もいれば、一生懸命絞り出してもなかなか母乳が出ない人もいます。
それでも母乳には赤ちゃんにとって大切な栄養が豊富に含まれていますから、出来るなら母乳で育ててあげたいですよね。
母乳の分泌を促すにはいくつかの方法があります。
産後の母乳育児で悩んでおられる方は、ぜひ参考になさってください。
授乳前の乳頭マッサージ
授乳時間の15分くらい前から、熱めの蒸しタオルなどで乳房全体を温め血行を良くしてください。
母乳は血液でつくられているので、血流が良くなると母乳も出やすくなります。
乳房が温まったら、片方の手で乳房を押さえ、利き手の親指、人差し指、中指を使って乳頭を10秒程度圧迫します。
少し痛みを感じるかもしれませんが、同じ動作で乳頭と乳輪部を縦横に位置をずらしながら円を描くように圧迫マッサージしてください。
こうすることで乳頭が柔らかくなり、赤ちゃんが吸い付きやすくなるのです。
また、円を描くように乳房全体をマッサージすると乳腺が刺激され母乳が出やすくなります。
産後すぐに助産師さんが病院でマッサージの仕方を教えてくれますので、退院して自宅に戻ってからも実践してください。
自分でやると効果がイマイチ、という方は、産婦人科もしくは母乳外来でマッサージを受けることが可能です。
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母乳の出が悪くても、とにかく頻繁に吸わせる
母乳の出が悪いと、赤ちゃんが吸うのを嫌がってなかなか吸い付いてくれないことがあります。
しかし、赤ちゃんが乳首を吸うことで母体の脳が母乳を出すよう体に命令してくれるので、吸わせないとますます母乳は出なくなってしまします。
赤ちゃんがおっぱいに吸い付きやすいように乳頭マッサージをしてから、さっと口にくわえさせることがコツです。
母乳の出が悪いと、赤ちゃんは母乳を出そうとかなりの吸引力で乳首に刺激をあたえてくれます。
その刺激が大切なのです。
あまり母乳が出ていなくても、授乳時間の度に必ず赤ちゃんに母乳を吸わせるようにしてください。
母乳が思うように出なくても、心配しない
誰もが完全母乳育児をできるわけではありません。
思うように母乳が出ない時もあれば、出過ぎて乳腺炎になってしまう時もあります。
母乳が出やすくなるように基本的なマッサージや健康管理を怠らないようにしていれば心配はありません。
気持ちを楽にして授乳期間を過ごしてください。
母乳を出すということは水分が体から抜けていくということなので、水分を積極的に摂りましょう。
血行を良くするためにも、暖かい飲み物がお勧めです。
体は冷やさないようにし、栄養バランスの良い食事を十分に摂ってください。
母体の栄養が母乳の栄養となって赤ちゃんにあたえられるのです。
睡眠不足やストレスは母乳の出を悪くしてしまうので、授乳期間中は周囲に協力してもらい出来るだけ休養を取るように心がけてください。
まとめ
産後、思うように母乳が出ないとこの先の母乳育児は大丈夫なのかと心配になってしまいますよね。
可能な限り母乳で育ててあげたいと思うのが母親というもの。
産後すぐに母乳が出なくても、毎日マッサージを実践して赤ちゃんに吸ってもらうことで少しずつ出てくるようになります。
根気強く母乳育児に取り組んでみてください。
たとえ赤ちゃんが満足する量が出なくても、出来るだけたくさん飲ませてあげたいというお母さんの気持ちが大切なのです。
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