生後5か月くらいから離乳食を開始した赤ちゃんは、7カ月に入るとそろそろ「ゴックン期」は卒業です。
次は食べ物を舌と上あご、歯茎で噛んで食べる「モグモグ期」が始まります。
これまでの離乳食を完食できるようになっていれば、1日2回食に移ってください。
食事量、食べられる食材のバラエティーが一気に増えるのでお母さんは大変になるかもしれません。
しかしその分料理できるメニューが増えて楽しいかもしれません。
モグモグ期の食事の固さは初期の頃と比べるとやや固いので、初めの頃は食べにくい赤ちゃんもいるかもしれません。
急に食が進まなくなる子もいますので、そんな時は若干柔らかめの食事に戻すようにしてみると良いでしょう。
赤ちゃんの食欲をアップする方法と簡単に作れる離乳食レシピをご紹介します。
中期から離乳食を食べなくなった場合は原因を考えて対処しよう
初期の離乳食は完食していたのに、中期になって2回食にした途端に食が進まなくなる赤ちゃんがいます。
そんな時は、食事内容や量、固さ、のど越しなどを再検討してみてください。
中期に入って急に食事量を増やし過ぎていませんか?急に食事量が増えた上に、食べろ食べろと言われると困ってしまう子もいます。
2回食を始めたら、量は徐々に増やすようにし、2回目の食事は1回目より少なくしておくと完食しやすいです。
また、モグモグ期用に全ての料理が固めに作ってあると、赤ちゃんは食べ慣れるまで飲み込むのが大変です。
最初は主食のお粥だけ固めに作って噛む事に慣れさせてから、徐々に他のおかずを1品ずつ固めに作るようにすると良いでしょう。
また、白身魚や鶏ささ身は水分が少なくパサつく食材なので出汁と片栗粉でとろみをつけてあげるとのど越しが良くなり食べやすくなります。
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授乳回数を減らし、授乳と離乳食の間隔を4時間以上あける
離乳食中期に入ると1日2回食がスタートします。
食べる量も今までの1.5~2倍に増えるので、その分母乳量を減らす必要があります。
離乳食をパクパク食べられる赤ちゃんなら、1日の授乳回数は半分ほどに減らしてもかまいません。
目安としては、たっぷり授乳を1日3回、離乳食を食べた後に少量授乳を2回すれば十分栄養を取ることができます。
離乳食を好きな子はおかわりしますから、完食後に母乳を欲しがらなくなることもあります。
生後7か月になってもまだ離乳食にあまり興味がない場合は通常通り授乳してもかまいませんが、できるだけ離乳食は食べさせる努力をしてください。
食べる量は少なくても、決まった時間に食事をあたえることで生活リズムが整います。
授乳と離乳食の間隔を4時間以上あけることでお腹が空いて食が進むようになります。
運動すればお腹が空いて食事が楽しみになる
外におでかけできない日でも、たくさん体を動かして遊びましょう。
室内でかくれんぼをしたり、ハイハイで追いかけっこをしたりすると赤ちゃんは大喜びします。
運動すれば胃腸の働きも活発になって空腹になります。
お腹がすごく空いている状態で離乳食を食べれば通常より何倍も美味しく感じるものです。
赤ちゃんとたくさん遊んで運動させてあげましょう!
忙しいママに時短離乳食レシピ3種
①野菜3種とシラス入り粥
5倍粥50gに小松菜、ニンジン、キャベツ(茹でてみじん切りにし冷凍していたもの)を各小さじ1杯、シラス大さじ1杯を加えて電子レンジで加熱する。
よく混ぜて水分が足りないようなら出汁を少量足してさらに加熱し、冷めたら完成。
②鶏ささ身と野菜3種のミルクスープ
茹でてほぐし、小分け冷凍していた鶏ささ身大さじ1杯と冷凍ストックの野菜3種(何でもOK。
例えばニンジン、玉葱、ホウレン草)を小鍋に入れ牛乳を40cc加えて加熱調理すれば完成。
少量の塩で味付けをするとより美味しく食べられる。
③青菜の卵とじ
青菜(ホウレン草、小松菜、青梗菜の葉先など)を茹でてみじん切りにしたら、固ゆで卵の卵黄部分を半分と一緒に出汁で軽く煮る。
少量の塩か醤油で味つけすれば完成。
※卵はアレルギーを起こす可能性があるので、初めて食べる時は過熱調理した卵黄を耳かき1匙分あたえて様子を見てください。
離乳食中期は食事量もメニューも豊富になって赤ちゃんが食べる楽しみに気が付く時期です。
いろんな食材に挑戦させることで、成長後の好き嫌いをなくすことができます。
食べ物の味がよく分かるようになってくるので、嫌いな味だとなかなか食べなくなることもありますが味付けや調理法を変えて食べさせる努力をしてください。
この時期に「どうせ食べないから」と食べさせることを止めてしまうと後に偏食がひどくなる可能性があります。
たくさん遊んでお腹を空かせ、食事は美味しくて楽しいものだということを教えてあげましょう!
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