離乳食開始まであと少し!!母乳育児も4か月目に入ればもうベテラン!
産後からずっと母乳が出にくいことに悩みながらもここまで頑張ってきたお母さんたち、ここまで来ればもう大丈夫。
完全母乳でやってこられた方も、人口ミルクとの混合で乗り切ってきた方も、すでに母乳育児の大ベテランです。
もう母乳が足りないと思い悩むことはありません。
赤ちゃんも生後4か月~5カ月くらいから母乳以外の味を覚え、慣れていく必要があります。
そう、離乳食が始まるからです。
母乳はいつ頃まで飲ませるべきか
最近はアレルギー反応を抑えるため離乳食の開始を遅らせた方が良いという風潮がありますが、一般的には生後5か月頃からアレルゲンのないものから順に離乳食を開始します。
しかし、母乳やミルクの味しか知らない赤ちゃんは嫌がって最初はなかなか口に入れてくれません。
ですから、離乳食開始から1~2カ月はまだほんの味慣らしだと割り切って、これまでと同じように母乳をメインにあたえなければいけません。
したがって、離乳食をある程度食べてカロリー摂取ができるようになるまでは頑張って母乳育児を続けていく必要があります。
生後半年を過ぎると、赤ちゃんに歯が生え始めるのでおっぱいを飲むときに噛まれることがあります。
歯の成長は消化器官が発達してきた証拠ですから、離乳食をカロリー摂取のメインにし、授乳量を減らす目安となります。
今まで必死で母乳を出す努力をしてきたお母さんは一息つけるようになります。
離乳食が始まっても、赤ちゃんにとっておっぱいは安心感をあたえてくれる大切な存在なので、量を加減しながら欲しがる時はあたえてあげましょう。
1歳になる頃には乳離れしていることでしょう。
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仕事に復帰するなら、断乳の準備を始めて
もう4か月。
されど4か月です。
離乳食開始が目前に迫っているとはいえ、赤ちゃんが完全に乳離れしてくれるにはまだ時間がかかります。
今までたくさんの努力をして母乳をあたえてきたお母さんたちは疲れてきていることでしょう。
そろそろ授乳を止めてもいいのかしら、と考え始めていませんか?特に産休を終えて職場に復帰する予定があるお母さんは断乳を選択される方が多いかもしれません。
しかし、急に授乳を止めてしまうと赤ちゃんは精神的に不安定になってしまいますし、お母さんの体にも良くありません。
赤ちゃんにおっぱいをあたえなくても、母体はしばらくの間定期的に母乳をつくり、乳房に溜めていくので、溜まった母乳を放置しておくと乳腺炎になってしまうことがあります。
ですから、やむをえない事情で断乳する方は、完全離乳食に切り替わるまでは人口ミルクを使用し、しばらくの間は胸が張ると感じた時に適量を搾乳してください。
この場合は完全に母乳が空っぽにならないよう、少々残っている感じがする程度に搾乳するのがコツです。
徐々に母体で作られる母乳量が減っていきます。
卒乳までは焦らずのんびり母乳育児を楽しんで
職場に戻らなくても良いお母さんは今まで通り授乳を続けましょう。
これまでも頑張ってきたのにまだ続くのかとがっかりしないでください。
離乳食を始めたら、未知の味にびっくりした赤ちゃんが以前に増して母乳を欲しがるようになりますから、お母さんにとってはまんざらではありませんよ。
それに、一度いろんな味に慣れてしまえば意外と離乳が早く進むものですから、そう考えると心理的には以前よりずっと楽になります。
今までは母乳か人口ミルクしかあたえることができませんでしたが、これからは離乳食という選択肢が増えるわけですから。
離乳食が進んでもなかなか卒乳できない赤ちゃんもいますが、それは母乳が単なる栄養源だからではなく、お母さんの温もりを一番実感できて安心できる手段だからです。
「お母さんから離れても大丈夫」と赤ちゃんが自らおっぱいから離れるようになるまで、できるだけ付き合ってあげましょう。
母乳育児を始めて4カ月も経てばもう立派なベテランです。
ここまでしっかり母乳で育ててこられたのですから、もう大丈夫!お母さんとして自信を持って続けてください。
完全母乳であろうと混合であろうと、あなたの赤ちゃんはしっかり愛情を受け取って成長しています。
もうすぐ離乳食が始められます。
母子ともに新たな成長ステージへ踏み出して行くことになりますから、母乳が出にくくて悩んだことなどすぐに忘れてしまうでしょう。
卒乳は意外とあっさりやってきます。
その時まで気楽に母乳育児を楽しんでください。
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