母乳育児で風邪をひきやすくなる!?それは免疫力の低下が原因!
母乳育児を何カ月もしていると、最近風邪をひきやすくなったかも、と感じるお母さんが意外と多いようです。
風邪以外でも口内炎や胃腸トラブルにかかりやすく、完治するまで思いのほか時間がかかってしまうケースが増えています。
もしかすると母乳育児が原因なのかな、と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、母乳育児そのものが病気にかかりやすくしているわけではありません。
原因は、母体の免疫力の低下です。
ここでは、免疫力が下がる原因と対策についてご紹介いたします。
免疫力低下の最大理由は、疲れと睡眠不足
赤ちゃんが小さいうちは、昼夜を問わない育児に追われ、お母さんはまとまった睡眠が取れません。
特に夜中に何度も起きて授乳していると睡眠不足に加えて疲労、ストレスが溜まってくるものです。
睡眠は免疫力を維持するために非常に重要な要素であり、母乳育児をしていない人でも睡眠不足になると免疫力が下がります。
自らの体で母乳を作っているお母さんは、作っていない人に比べると非常に多くエネルギーを消費しているので、それに見合うだけの睡眠休養が必要というわけです。
精神的なストレスも免疫力の低下につながりますが、まずは睡眠を一番に考えて生活してください。
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母体の栄養不足は母乳生成にも影響する
免疫力を維持するには、普段から栄養バランスの良い食事を摂って体力をつけておく必要があります。
母乳育児をしているお母さんは、母乳を生成するために多くのエネルギーを消費するので、それを上回る栄養を摂取しなければいけません。
母乳に栄養と免疫抗体が豊富に含まれているということは、お母さんの体からそれらが抜けていくことを意味しているので、積極的に滋養のある物を摂るようにしてください。
母体が栄養不足におちいると、母乳の成分にも影響してしまいます。
バランスの良い食事を十分取って、栄養たっぷりの母乳を赤ちゃんに飲ませてあげましょう。
特に野菜のビタミンは重要です。
好き嫌いせず多種類の野菜を摂ってください。
免疫力をアップさせて母子ともに健やかな母乳生活を
免疫力をアップさせるには、十分な睡眠と栄養が必要です。
育児の合間をぬって昼寝をしてください。
赤ちゃんが寝る時には自分も寝る、寝なくても横になっているだけでも休息は取れます。
赤ちゃんの生活リズムが整うまでは、これを意識して生活しましょう。
そして、栄養バランスの良い食事をたっぷり摂ることが重要です。
忙しくて、出来合いのお惣菜ばかり買っていませんか?お惣菜は時間のないお母さんの強い味方ですから、利用したいときには利用しましょう。
しかし栄養バランスが良いとは言えないので、一品だけでもご自分で手作りしたおかずを一緒に摂るようしてはいかがでしょうか。
もし作るのであれば、具だくさんの野菜スープがお勧めです。
多めに作っておけば何度も食べられますし、冷蔵庫に保管すれば日持ちします。
暖かいスープは血行を良くして母体の免疫力を高めると同時に、母乳生成にも役立ちます。
また、腸内環境を整えると免疫力アップにつながります。
オリゴ糖や食物繊維は腸内をきれいに掃除して体内の老廃物を排出する作用があるので、積極的に摂るようにしてください。
便秘の解消にも役立ちます。
育児は本当に大変です。
母乳育児であろうとなかろうと、赤ちゃんが大きくなるまでお母さんの心労は尽きません。
睡眠も栄養もなかなか思うように取れないものです。
あまり神経質になる必要はありません!ただ、出産前よりも昼寝をたくさんして、おかずを多めに食べるようにするだけで大丈夫です。
免疫力云々を悩むより、笑顔で育児を楽しみましょう。
実は、笑顔には自立神経を刺激し血行を促進するという作用がありのです。
たくさん赤ちゃんに笑いかけてあげることでお母さんの免疫力は高まっていきます。
母子ともに幸せを感じられる笑顔にこんな効果があるなんて、本当に素敵ですね。