いよいよ卒乳の時を迎えた赤ちゃん。
またひとつ成長した姿を見せてくれます。
ママにとっては、成長が嬉しくもあり、授乳タイムがなくなってしまうのは、少し寂しい瞬間でもありますね。
卒乳後、おっぱいはすぐに母乳の生産をやめるわけではありません。
おっぱいケアをせずに放っておくと、乳腺炎を起こすなど、トラブルの原因になります!
また、溜まった母乳の脂肪分が乳腺に残ると、次の子が産まれた時に、初乳がスムーズに出ないというトラブルも!
ここでは、正しいおっぱいケアのやり方と、おっぱいが張って痛い時の対処法について紹介したいと思います。
きちんとおっぱいケアをして、スムーズな卒乳を目指しましょう!
卒乳後のおっぱいケアのやり方
赤ちゃんが卒乳しても母乳の分泌はすぐに止まるわけではありません。
分泌量は徐々に減っていき、最終的に止まります。
卒乳直後はおっぱいが張る人もいますが、張るからといって搾乳しすぎるのはNGです!搾乳が刺激となり、余計に母乳が分泌されてしまいます。
卒乳後2~3日頃には、おっぱいが張って辛い場合、少し楽になる程度に搾ります。
(圧抜き)
その際、乳頭を刺激すると余計に母乳が分泌されてしまうため、乳頭を刺激しない「おにぎり搾り」をするようにしましょう。
おにぎり搾りをする際は、乳房全体を手のひらで包むようにします。
そして、外側から内側に向けて搾りましょう。
その後は、搾る間隔を少しずつあけていきましょう。
徐々に母乳の分泌が減り、最終的には完全に止まります。
卒乳後しばらくは母乳の分泌を促進しないよう、お風呂で湯船に浸かることは避けましょう。
また、食事は高カロリー・高脂肪なものは避けて、和食を心掛けるなど、身体の内側からのおっぱいケアも行うと良いでしょう。
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おっぱいが張って痛い時のケア方法は?
母乳の分泌が多く、圧抜きをしてもおっぱいが張って痛い場合には、次のようなおっぱいケア方法があります。
おっぱいを冷やす
おっぱいを冷やして、母乳の分泌を抑えます。
冷やす方法としては、冷水にペパーミントの精油をたらし、おしぼり等に含ませて乳房に貼る「ペパーミント湿布」があります。
冷やしたキャベツを乳房に貼る「キャベツ湿布」、冷却ジェルシートなども有効です。
ハーブティー
ペパーミントティーやセージ茶を飲むと母乳の分泌が抑えられます。
2つがブレンドされたハーブティーなどもありますので、利用すると良いでしょう。
自分でおっぱいケアをしても痛みがひどく辛かったり、しこりが出来てしまった場合は、我慢せず母乳外来を受診してください。
しこりをほおっておくと、そのままおっぱいに残ってしまう場合もありますので、きちんとケアをしておきましょう。
卒乳後直後のおっぱいケアをしっかりすることで、後々のトラブルも避けられますし、もし次の子を授かった場合も、おいしいおっぱいをあげることが出来ますよ。
まとめ
赤ちゃんがおっぱいを飲まなくなって、母乳育児もいよいよ終わりです。
卒乳して、ママの負担は少し減るかもしれません。
とはいえ、育児はまだまだ続きますから、卒乳後のトラブルを避けるためにも、しっかりとおっぱいケアをしましょう。
また、卒乳は赤ちゃんにとって一大イベントです。
授乳というスキンシップがなくなるぶん、抱っこしたり遊んだりして、授乳以外のスキンシップで赤ちゃんにたくさん愛情を注いであげて下さいね。
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