母乳育児を頑張ってきたママと赤ちゃんにとって、卒乳は一大イベントですね。
またひとつ成長した赤ちゃんを見るのはうれしくもあり、授乳が終わってしまうのは寂しくもあるかもしれません。
ただ、卒乳後もしばらくは母乳が作られます。
おっぱいがガチガチに張って痛い!という人は、キチンとケアをして、おっぱいトラブルを予防しましょう。
とはいえ、張ったからといって、今まで通りに搾乳していいのか迷いますよね。
ここでは、卒乳後の搾乳はした方が良いのか、その方法はどうすればいいのかについて紹介したいと思います。
卒乳したけどおっぱいが張って痛い!搾乳して良いの?
卒乳直前まで授乳回数が多かった人は、卒乳後、おっぱいがガチガチに張ることが多いです。
おっぱいをあげなくなっても、すぐに母乳が止まるわけではありません。
放っておくとしこりができ、乳腺炎に発展することもありますから、注意が必要です。
授乳中であれば、授乳をするか、搾乳をして母乳を出せばいいのですが、卒乳後はどうなのでしょう?
結論から言うと、卒乳後も搾乳は必要です。
授乳をやめ、まだ母乳が生産されている時期に搾乳もせずに放置すると、乳管が閉じてしまいます。
そうなると、乳腺炎になりかねませんし、最悪の場合、マッサージを受けても母乳が排出できず、乳腺外科で穿刺して抜き取るという事態になる場合もあります!
ただ、乳頭を刺激すると、余計に母乳が生産されてしまいます。
卒乳後は母乳の分泌を減らさなければいけませんから、授乳中と同じように搾乳してはいけません。
また、搾乳するとは言っても、頻繁に搾乳してはいけません。
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卒乳後の搾乳方法は?
では、どうやって搾乳すれば良いのか紹介したいと思います。
卒乳後に搾乳する時は、「おにぎり搾り」で搾りましょう。
おにぎり搾りとは、大きなおにぎりを作るようなイメージで乳房全体を手のひらで包み、外側から内側に向けて搾ります。
その際、おっぱいがぺったんこになるまで搾るのではなく、少し圧を抜く程度にとどめましょう。
可能であれば、お風呂でシャワーを浴びながらやるとやりやすいですよ。
卒乳後3日くらいまでは、できるだけ我慢しつつ、おにぎり搾りで圧を抜き、更に3日後に搾乳し、1週間後、2週間後に搾乳……と、徐々に搾乳する間隔をあけていきます。
そして最後におっぱいのクリーニングをします。
おっぱいに残った母乳を完全に搾りきります。
自分で搾乳することもできますが、母乳外来などで搾乳してもらうと良いでしょう。
まとめ
卒乳後もしばらくは母乳が生産され続けますから、乳腺炎等のトラブルを起こさないよう、「おにぎり搾り」で搾乳し、時間をかけて母乳の分泌を止めるようにしましょう。
搾乳以外にも、おっぱいを冷やしたり、食事内容に気をつける(あっさりした和食にする)など、母乳が過剰生産されないように気をつけて下さい。
徐々に母乳の分泌を止め、最後に搾り切ることで、乳腺に古い母乳が残るのを防ぎます。
古い母乳が残ると、しこりが残ったり、次の授乳の機会に、スムーズに初乳が出なくなったりしますので、最後の最後まで、おっぱいのケアはしっかり行ってくださいね。
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