赤ちゃんの離乳食もすすみ、誕生日を迎えるころになると気になってくるのが、「卒乳はいつするの?」という問題です。
まだおっぱいをあげていたい気もするけど、周りの「まだおっぱいあげてるの?」という声にプレッシャーを感じることもあるでしょう。
逆に、ママ自身が負担を感じて、卒乳をしたいと思う事もあるかもしれません。
「でも、もう卒乳していいの?」
「今卒乳しなきゃいけないの?」
赤ちゃんにとってベストな卒乳時期はあるのでしょうか?また、世の赤ちゃんはいつ卒乳しているのでしょうか?その平均はいつ頃なのでしょうか?
ここでは卒乳時期と世の中の平均について紹介したいと思います。
赤ちゃんにとってベストな卒乳時期はいつ?どうやって見極める?
結論から言うと、何歳何カ月で卒乳するのがベスト!というハッキリした卒乳時期はありません。
成長の度合いが赤ちゃんによって違うように、卒乳時期も赤ちゃんによって違うのです。
かつては、1歳頃に断乳という考え方が一般的でした。
これは、離乳食が進み、赤ちゃんが母乳以外から栄養を摂れるようになる時期であるということと、1歳を過ぎると母乳の栄養がなくなるという「迷信」から来ていたと考えられます。
実際に、栄養面から考えると、離乳食が1日3回になって栄養を摂ることができるようになり、また母乳以外からも水分補給ができるようになっていれば、卒乳をしても問題はありません。
ただ、おっぱいを飲むことは、赤ちゃんにとって精神安定剤的な効果もありますから、赤ちゃんが欲しがる限りは与えて差し支えないのです。
ですから、ベストな卒乳時期は、赤ちゃんが「いらない」と言うか、ママが赤ちゃんの様子をみつつ「やめよう」と決める時期なのです。
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みんなはいつ卒乳しているの?平均はいつ?
ユニセフの調査によると、世界の卒乳時期の平均は、なんと「4.2歳」です。
驚かれる人も多いでしょう。
ただ、これは栄養状態が悪く、母乳に頼らざる得ない地域のデータも含まれていますので、日本の事情とは合わない面もあるかもしれません。
では、日本での平均はいつ頃なのでしょうか。
ベビー用品メーカーのCombiが行ったアンケートによると、「1歳1カ月~1歳半」が36%で一番多く、次いで「7ヶ月~1歳」(27%)、「1歳7ヶ月~2歳」(19%)という結果が出ています。
(参考:https://www.combibaby.com/c/2208/)
日本では、1~2歳までの間に卒乳するというのが平均のようです。
もちろん、これは平均値というだけで、この時期に卒乳しなければならないということではありません。
まとめ
かつて、卒乳時期は「1歳」というのが一般的でしたが、現在はそうではありません。
最近では1~2歳で卒乳する人が多いですが、これもあくまで平均であって、「この時期が絶対にベスト!」というわけではありません。
ベストな卒乳時期は、赤ちゃんの成長具合によっても、おっぱいへの執着具合によっても違うのです。
大事なのは、赤ちゃんの様子を見て、卒乳時期を決めてあげる事です。
赤ちゃんが栄養をちゃんと摂れているか、水分をとれているか。
ママの体調やおっぱいの調子はどうかなどをしっかり観察して、赤ちゃんとママにとってベストな卒乳時期を判断してくださいね。
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