出産後、お腹がすいて我慢できない!
というママは多いのではないでしょうか。
妊娠中に胃が圧迫されて食べられなかった反動なのか、赤ちゃんのためだからなのか、食べても食べてもお腹がすくんですよね。
産後の食事量を増やす事は、ある程度は必要なことなのですが、増やし過ぎては産後太りの原因になります。
また、何を食べるか全く考えずに食べていると、乳腺炎などのトラブルの原因にもなるんです!
産後の空腹をうまくコントロールするには、どんなものを選んで食べるかが重要です。
そこで今回は、産後にお腹がすく原因をまとめるとともに、お腹がすいた時におすすめの食べ物や対処法を紹介したいと思います。
産後にお腹がすくのはなぜ?
そもそも、なぜ出産後はお腹がすくのでしょうか。
一番に考えられるのは、母乳育児の影響です。
母乳はママの血液から作られています。
血液は、ママが食べたり飲んだりしたものから作られています。
母乳をたくさん作るためには、それだけたくさんの血液を増やす必要があるんです。
血液を増やすためには、やはり摂取する栄養の量を増やさなければならないので、母乳育児中のママは、多くのエネルギーを必要としているのです。
具体的には、妊娠前に比べて500キロカロリーもの多くのカロリーを必要としているんですよ。
500キロカロリーと言えば、かるく1食分程のカロリー。
1食分多く必要としていると考えると、お腹がすくのも納得がいきますよね。
更に、赤ちゃんのお世話そのものでもカロリーを消費します。
おむつ替えや抱っこは意外と体力を使うものです。
泣き声に急かされて、家中を走り回っているなどということもよくありますよね。
体力を使えばそれだけ栄養を必要としますから、お腹がすくのですね。
消費が増えること以外にも、ストレスが原因でお腹がすくこともあります。
睡眠不足や育児ストレスでイライラすると甘いものが欲しくなるという人は多いのではないでしょうか。
このように、さまざまな原因が重なって、産後はお腹がすくのです。
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産後に食べたい食材
しかし、お腹がすくからといって、何でも食べて良いというわけではありません。
特に母乳育児中のママは、食べるものを選ばないと、おっぱいにしこりができてしまったり、酷い時は乳腺炎になって痛みや発熱に苦しむことになってしまいます。
また、ドロドロでおいしくないおっぱいを赤ちゃんに飲ませることになってしまうんです。
そうならないように、産後に食べる物には気を配りたいですよね。
おすすめなのは、和食です。
脂肪分が多いものや、甘いものは、おっぱいをドロドロにしてしまうので、乳腺炎の原因となりがちです。
産後太り防止という意味でもおすすめできません。
手軽だからと、ジャンクフードばかり食べたり、イライラに任せて甘い菓子パンやお菓子をたくさん食べるのはやめましょう。
手軽に食べられて空腹をみたすのであれば、おにぎりがおすすめです。
時間のある時に作っておいておけば、授乳しながらでもサッと食べられます。
また、根菜たっぷりのけんちん汁をたくさん作っておいて、小腹がすいた時に食べるのも良いですよ。
根菜は身体を温めてくれるので、母乳の分泌を促してくれますよ。
茹でたささみをほぐしてタッパーなどに入れておいて、小腹がすいた時に少しずつつまんでも良いでしょう。
ささみは低脂肪で高たんぱくなので産後ママに必要な栄養がたくさん含まれています。
また、お肉は食べ応えがあるので、少量でも満足感が得られます。
お腹がすいて我慢できない時の対処法
やっぱりお腹がすく!
夜中だけど我慢できない!という時や、イライラしてどうしても甘いものが食べたい!という時もありますよね。
そんな時の対処法としては、甘いものを少し食べても良いでしょう。
我慢のし過ぎも良くありませんからね。
おすすめなのは和菓子ですが、おっぱいと相談しながらチョコなどの洋菓子を少し食べても良いでしょう。
ただ、甘いものだけで空腹感を満たすのは良くありません。
食べ過ぎの元です。
そこでオススメの方法は、甘いものを食べる前に、温かいスープや味噌汁、ハーブティなどを飲むことです。
スープや味噌汁そのものがお腹に溜まって空腹感を和らげてくれますし、身体を温めることでイライラした気持ちを落ち着かせる効果があるので、食べ過ぎを防ぐことができます。
また、母乳を作るためにはたくさんの水分が必要となるので、その点でも汁物はおすすめです。
最後に甘いものを一口二口食べて気持ちを満たせば、勢いに任せた暴飲暴食を防ぐことができますよ。
まとめ
産後のママは、母乳を作るためにたくさんの栄養を必要としています。
お腹がすくのも仕方がないことです。
特に母乳育児をしている場合は、意識して栄養を摂取する必要があります。
あまり空腹を我慢していては、母乳の量を減らすことにもなりかねません。
ただ、ママの身体を赤ちゃんのためには、空腹に任せてなんでも食べて良いというわけではありません。
できるだけ、低脂肪で栄養のあるものを食べたいものです。
甘いものが我慢できない時も、他の食材と併せて食べるなど、食べ過ぎない工夫をしてみてくださいね。