赤ちゃんはよく鼻水を出しますよね。
風邪以外にも、ちょっとした刺激や温度変化で鼻水が出ます。
珍しい事ではないから「たかが鼻水」と思ってしまいがちですが、実は放っておくと他の病気にもつながる可能性のあるものなんです。
菌やウイルスを含んだ鼻水が中耳に入って炎症をおこすと中耳炎、副鼻腔に入って炎症をおこすと副鼻腔炎になります。
どちらも赤ちゃんがなりやすい病気です。
痛みを伴うので1日中不機嫌だったり、痛みでミルクが飲めなかったりと、赤ちゃんにとってとてもつらい症状が出ます。
赤ちゃんにつらい思いをさせないためには、こまめに鼻水を取り除くことが大切です。
でも、赤ちゃんは自分で鼻をかめませんよね。
そんな時に頼りになるのが、「吸引機」です。
今回は吸引機の種類と特徴、そして正しい使い方について紹介したいと思います。
吸引機ってどんなもの?種類や特徴は?
吸引機は、自分で鼻をかめない赤ちゃんなどの鼻水を吸い取るための道具です。
鼻の奥に詰まった鼻水を取り除くことができるので、鼻づまりが軽減されたり、中耳炎などの病気の予防になります。
耳鼻科を受診すると、お医者さんが吸引機を使って鼻水を吸いとってくれます。
道具の性能的にも、技術的にも病院で吸引してもらうのが一番確実なのですが、1日に何度も耳鼻科に通うわけにはいきませんよね。
そこで活用したいのが、市販されている鼻水吸引機です。
吸引機には様々な種類がありますが、大きく分けて3種類あります。
手動のものと、ハンディタイプの電動吸引機、据え置きタイプの電動吸引機です。
手動の吸引機には、「ママ鼻水トッテ」のように、チューブを使ってママが口で吸うものや、スポイト式のものがあります。
ママ鼻水トッテ
安価で手に入り、使用方法も簡単です。
吸引力は電動のものに比べると劣ります。
ハンディタイプの電動吸引機は、小型で持ち運びも出来ますし、電池式の物が多いので、災害時や停電の時にも使用できます。
鼻水の吸引力は口で吸う物よりもありますが、圧の調整は出来ない場合が多いです。
据え置きタイプの電動吸引機は、3種類の中で一番吸引力があります。
また、圧の調整ができるので、吸引力の調整も可能です。
お手入れは少々面倒ではありますが、耳鼻科系の疾患によくかかる赤ちゃんがいるご家庭では重宝するかもしれません。
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吸引機の正しい使い方は?
実際に鼻水を吸引する際は、赤ちゃんが嫌がったりして苦労するママも多いと思います。
手間取って時間がかかると、赤ちゃんは余計に嫌がりますし、鼻の粘膜を傷つける恐れもあるので、ポイントを押さえて手早く済ませましょう。
まずは、鼻水を出しやすくしておきます。
温め、湿度を高める事が、鼻水を取りやすくするポイントです。
風邪症状が無い赤ちゃんであれば、事前に入浴させて温めておきましょう。
出来ない場合は、蒸しタオルをあてて温めたり、部屋を加湿しておきましょう。
吸引をする際は、仕上げ磨きの時のように赤ちゃんの頭を膝に乗せたり、授乳する時のように横抱っこします。
ママは笑顔で優しく話しかけながら吸引してあげましょう。
赤ちゃんを怖がらせないことが大切です。
鼻水をよく吸引できるかどうかは、角度が重要です。
吸引機を鼻の下にあて、少しずつ角度を変えて、良く取れる角度を探して吸引しましょう。
まとめ
赤ちゃんが鼻水・鼻づまりで苦しそうにしているのは見ていても可哀想ですよね。
症状を悪化さえて、辛い思いをさせないためにも、こまめに鼻水を吸引してあげましょう。
はじめは鼻水を吸うポイントが見つからず手間取るかもしれません。
赤ちゃんが嫌なイメージを持たないよう、上手くいかない場合はいったん休憩して、再度挑戦すると良いでしょう。
短い時間で行う事が、赤ちゃんに嫌な思いをさせないポイントでもあります。
何度か繰り返してコツを掴めれば、簡単に鼻水を取ってあげることができますよ。
上手に吸引機を使って、つらい鼻水・鼻詰まりを少しでも楽にしてあげたいですね!