赤ちゃんは生後半年頃までは、ママからもらった免疫があるため風邪をひきにくいと言われています。
そうは言っても、まったくひかないというわけではありませんし、生後半年を過ぎると、風邪をひくようになります。
もちろん、風邪以外の体調不良もありますよね。
赤ちゃんが咳をしていたり、鼻水が出ていたりする場合、どんな原因が考えられるのでしょうか。
また、つらい咳や鼻水はできるだけ楽にしてあげたいですよね。
病院に行く以外で、症状をやわらげるためにはどんな事ができるのでしょうか。
今回は、赤ちゃんの咳や鼻水の原因と、お家でできる対処方法について紹介します。
赤ちゃんの咳や鼻水の原因は何?
赤ちゃんはデリケートで、ちょっとした刺激にも反応してしまいます。
そのため、咳や鼻水も出やすいものです。
一時的に咳き込んだり、鼻水が出るだけであれば、ホコリなどの異物を吸い込んでしまったり、外から室内に入ったなどの急な温度変化が原因なので、心配はいりません。
しかし、咳や鼻水が続く場合は注意が必要です。
考えられる原因をいくつか紹介します。
風邪
風邪をひいた時には咳や鼻水がでます。
喉の細胞にウイルスが入り込んだ場合は喉の筋肉が萎縮し、咳が出ます。
また、黄色や緑色の鼻水が出ている場合は、ウイルス性の風邪の可能性があります。
アレルギー
ほこりやダニなどのアレルギーがある場合も、咳や鼻水がでます。
布団に入った時に悪化したり、特定の環境で悪化したりする場合はアレルギーの可能性が高いです。
また、アレルギー性の鼻水は透明でサラサラしています。
百日咳
咳が10日以上続くなど、長引く場合は百日咳の可能性もあります。
百日咳は百日咳菌という細菌に感染して発症します。
徐々に症状が悪化し、肺炎を併発する危険もあるので、小児科を受診するようにしましょう。
ぜんそく
咳が出て、ゼロゼロという喘鳴が聞こえる場合はぜんそくの可能性があります。
悪化すると激しい咳が出て呼吸困難になることもあるので、早めに小児科を受診しましょう。
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お家でできる咳・鼻水の対処方法はこれ!
一口に「咳・鼻水」と言っても、様々な原因が考えられますね。
風邪ではない場合もるので、少しでもおかしいと思ったら、早めに小児科を受診してくださいね。
ただ、赤ちゃんが咳や鼻水で辛そうなのは見ていても辛いですよね。
できるだけ症状を和らげてあげるにはどうすれば良いのでしょうか。
お家でできる咳のケア
咳が出るからといって、赤ちゃんに市販の咳止めを使うのはお勧めできません。
咳は病原菌を出すためのものなので、無理に止めると治りが遅くなることもあります。
咳を和らげるためには、部屋の湿度を50~60%に上げたり、離乳食が始まっているのであれば、白湯などの水分をこまめに摂らせるなどして、喉の乾燥を防いであげましょう。
お家でできる鼻水のケア
鼻水も、市販の薬で止めるよりも、出た鼻水をこまめに取るようにしてあげましょう。
ティッシュや、濡らしたガーゼ等で優しく拭きます。
頻繁に拭うと鼻の周りが刺激で赤くなってしまうので、こまめにワセリンなどを塗ってあげます。
赤ちゃんは自分で鼻をかむことができないので、市販の鼻吸い器などで吸ってあげるのも良いですよ。
まとめ
赤ちゃんは頻繁に咳や鼻水が出るものですが、ただの風邪だと思って放っておくと、思わぬ体調悪化を招くこともあります。
咳や鼻水が一過性のものでない場合は、注意深く様子を見て、体調変化に気をつけてあげてくださいね。
特に夜眠れない、おっぱいや食事をとれないなど、症状がひどい場合は小児科を受診するようにしてください。
症状が軽い場合は、ホームケアで様子を見ても良いでしょう。
赤ちゃんの顔色や機嫌など、様子を見ながら対処してあげてくださいね。