赤ちゃんの顔や背中に赤いプツプツができている!
ママとしては赤ちゃんの変化はとても心配なものですよね。
すぐにでも対処して治してあげたいものです。
しかしながら、赤ちゃんのお肌はデリケートですから、ちょっとした刺激でも赤くなったり湿疹が出ることはあります。
果たして、赤ちゃんにできたプツプツの原因が何なのでしょうか。
それが分からないと対処のしようもありませんよね。
そこで今回は、赤ちゃんの肌にできた赤い湿疹のような症状の原因が何なのか、見分ける方法を紹介したいと思います!
赤ちゃんの顔にできるプツプツの原因は?ダニ?虫刺され?
赤ちゃんの肌は大人よりも薄くてデリケートなので、ちょっとした刺激でもダメージを受けます。
特に顔は常に外気に触れているので、刺激を受けやすい場所です。
赤みなどは自然に治まる場合が多いのですが、中には放っておくと症状が悪化することもあります。
赤ちゃんに不快な思いをさせないためにも、症状の原因を正確に見分けて対処する必要がありますよね。
そこで、顔にでる症状の例と、その見分け方を紹介します。
よだれかぶれ
赤ちゃんはよだれがたくさん出るものです。
よだれの量は個人差が大きいですが、多い赤ちゃんだと口の周りが常によだれで濡れているということもあります。
そんな赤ちゃんに見られるのが、よだれによるかぶれです。
症状の特徴
口の周りや頬が赤くかさかさしたり、プツプツができます。
かゆみがある。
ひどくなるとただれて痛むこともあります。
対処法
こまめにガーゼなどでよだれを拭きましょう。
また、ワセリンを塗ってかぶれている部分を保護しましょう。
脂漏性湿疹
新生児はママからのホルモンの影響で皮脂の分泌が多く、それが肌や毛穴に溜まるために起こる症状です。
生後4ヶ月頃までに多く見られます。
症状の特徴
頭や顔に黄色っぽいかさぶたの様なものができたり、赤いプツプツができたりします。
かゆみはあまりありません。
対処法
皮膚を清潔に保つようにしましょう。
入浴時にガーゼで優しく拭いたり、ベビーソープの泡で優しく洗いましょう。
アトピー性皮膚炎
ハウスダストなどが原因のアレルギー反応で引き起こされると考えてられている症状です。
症状の特徴
顔や頭部の他、耳たぶ(特に付け根部分)に赤い湿疹ができたり、ジクジクして黄色い汁が出たりします。
症状は脂漏性湿疹と似ていますが、強い痒みを伴います。
また、何度も同じ症状を繰り返すことが多いです。
対処法
考えられるアレルゲンをできるだけ除去します。
また、服などによる刺激をできるだけ減らすように気をつけましょう。
症状が長引くことが多いので、早めに皮膚科などを受診しましょう。
ダニ刺され
布団やカーペットなどに潜んでいるダニに指されたりかまれたりすることがあります。
赤ちゃんは肌がやわらかく、汗をたくさんかくので、ダニの標的になりやすいのです。
また、寝転ぶなどして肌が床や布団に触れている赤ちゃんはダニに狙われやすいのです。
症状の特徴
顔などに左右非対称に赤いプツプツが数個出る。
5㎜~1㎝程度の腫れができます。
かゆみが強く、そのせいで眠れない事もあるほどです。
虫刺されに似ていますが、症状は1週間程度と長く残ります。
対処法
患部を綺麗に洗います。
痒がる時は、冷やすか、虫刺され用のかゆみ止めを塗っても良いでしょう。
赤ちゃんにも使える低刺激のものを選びましょう。
かきこわしてとびひにならないよう、爪をきったり、ミトンをつけるなどしましょう。
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赤ちゃんの背中にできるプツプツの原因は?ダニ?あせも?
赤ちゃんは寝ている時間が長いため、背中が布団と接している時間も長くなります。
そのため、背中にも様々な肌トラブルが起こりやすくなります。
そこで、背中にプツプツができる原因として代表的なものと、その対処方法を紹介したいと思います。
あせも
あかちゃんは汗っかきです。
大人に比べて体温も高く、新陳代謝が良いので汗をたくさんかきます。
もちろん背中もです。
特に夏場は、気づくと背中が汗でベッタリ濡れているといことも多いのではないでしょうか。
その上、赤ちゃんは汗腺が未発達で詰まりやすいので、汗疹ができやすいのです。
症状の特徴
赤い湿疹が背中や腰に出ます。
チクチクした痒みを伴うことが多いのですが、赤ちゃんの場合は痒みがないこともあります。
ただし、かきこわすなどして「とびひ」になってしまうと、かゆみが強くなり膿を持ちます。
対処方法
背中を清潔に保つことが大切です。
汗を掻いたらこまめに着替えさせるようにしましょう。
特にたくさん汗をかいた場合は、ぬるま湯で流してあげるなどして汗腺がつまらないように気をつけましょう。
飛び火になってしまった場合は、セルフケアは難しいので早めに皮膚科を受診しましょう。
ダニ刺され
赤ちゃんは背中もダニに刺されることがあります。
ダニにとって、汗で湿っていて体温も高い赤ちゃんの背中はかっこうの餌場なのです。
蚊などと違い、ダニの場合は服の中に入り込んでくるので、露出していない場所も刺されます。
もしも肌を露出していない背中に虫刺されのような症状が見られたら、ダニの仕業である可能性が高いです。
症状の特徴
顔の場合と同様、数個のプツプツができて腫れます。
蚊に刺された時と比べても腫れが大きいことが多く、中には中心に芯のようなものが見られる場合もあります。
あせもや虫刺されよりもかゆみが強く、背中の場合は搔きたくても掻けないので、機嫌が悪くなる場合があります。
また、体温があがるとかゆみが強くなるため、眠い時は痒みが強くなってぐずりやすくなります。
対処法
顔と同じく、患部を清潔にし、痒がる場合は冷やしてあげます。
赤ちゃんにも使える虫刺されの薬などを塗り、かゆみ対策をしてあげましょう。
まとめ
赤ちゃんのお肌はデリケートなので、赤みや湿疹が出やすいものです。
ただ、その原因が何なのか、痒いのか痛いのかを自分で伝えることが出来ません。
そのため、近くにいるパパやママが、赤ちゃんの様子から原因を推測して対処しなければなりません。
赤ちゃんの不快な症状を早く治すためにも、今回紹介した症状を参考にして、早めの対処をしてあげてくださいね。
ただ、原因が判断しにくく、対処に困る場合もあります。
そんな時は、症状がひどくなくても早めに皮膚科や小児科を受診してくださいね。