ツルツルすべすべなはずの赤ちゃんの肌に赤いプツプツが!黄色いかさぶたが出来た!
それは、乳児湿疹と呼ばれるものです。
乳児湿疹は、多くの赤ちゃんが経験する肌トラブルです。
多くの場合は、皮脂が過剰に分泌されるために湿疹やかさぶたができる「脂漏性湿疹」か、乾燥のために湿疹がでる「乾燥性皮膚炎」です。
たいていは、成長とともに治っていくのですが、もしも症状が悪化するようであれば、早めに病院を受診する必要がありますよね。
では、病院に行くなら、何科が良いのでしょうか?
「赤ちゃんのことだから小児科?」
「皮膚疾患だから皮膚科?」
どちらが良いのか、それぞれの特徴を考えたいと思います。
小児科と皮膚科の特徴について
小児科
赤ちゃんの事で病院へ行くなら、やっぱり「小児科」ですよね。
子供は大人と体の仕組みが異なるので、専門医でなければ見落としてしまう病気もあります。
それに、乳児湿疹は赤ちゃんに良くみられる症状ですから、皮膚科の専門医でなくても乳児湿疹の診察には慣れています。
もしも湿疹の原因が乳児湿疹ではなく、突発性発疹のような、発疹を伴う内臓の病気の場合でも専門的に治療してもらえますから安心ですよね。
皮膚科
皮膚の事で病院へいくなら、やはりプロフェッショナルは「皮膚科」です。
同じような赤い湿疹でも、皮膚科の専門医が見れば、それが乾燥によるものか、その他の病気によるものかが分かる場合があります。
皮膚の疾患を何万と診てきた専門医のなせる業ですよね。
見分けがつきにくい肌トラブルも見抜いて治療をしてくれるという意味では、やはり皮膚科は頼れる存在ですね。
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乳児湿疹で受診するならどっち?
では、結局のところ、乳児湿疹で病院を受診するなら、小児科と皮膚科のどちらがよいのでしょうか。
場合にもよるのですが、生後半年までの小さな赤ちゃんの場合は、まず小児科を受診することをお勧めします。
乳児湿疹は、処置に急を要するものではありませんが、もしも別の病気だった場合、月齢が小さい赤ちゃんであるほど、容体が急変する危険があるので、素早く処置をする必要があります。
迅速な判断・治療を行うためには、やはり普段から小さな赤ちゃんの診察をしている小児科医が頼りになるでしょう。
乳児湿疹自体の治療は小児科でもしてもらえますし、もしも皮膚科の専門医に治療してもらった方が良いと判断された場合は、病院を紹介してもらうこともできます。
また、乳児湿疹以外にも、今後風邪や予防接種などで、何度も病院に行くことになります。
乳児湿疹、病歴、予防接種歴を全て把握してくれている「かかりつけ医」があると、今後色々な病気の診断・治療を行う際にも心強いですよね。
以上の理由から、乳児湿疹で病院に行く場合も、まずは小児科を受診し判断を仰ぐのが良いのではないでしょうか。
まとめ
乳児湿疹で病院に行く場合、小児科も皮膚科もそれぞれにメリットがあるため、どちらに行くか迷ってしまいますよね。
小さな赤ちゃんの場合は、まず小児科に相談すると安心です。
パパやママが乳児湿疹だと思っていても、実は別の病気だったという可能性もないわけではありません。
まずは小児科で診察をしてもらい、もし必要があれば皮膚科の専門医を紹介してもらうと良いのではないでしょうか。
そして、病院を受診したら、処方された薬を指示された通りに使い、自己判断で薬を変えたり止めたりしないように気をつけましょう。
赤ちゃんにとってベストな治療を受けさせて、少しでも早くスベスベしたお肌を取り戻してあげたいですね。