母乳パッドは母乳育児をするママの必須アイテムです。
授乳中に射乳反射が起きたり、授乳間隔が開いてしまうと、どうしても母乳が漏れやすくなりますよね。
母乳が下着や服に染みて濡れるのを防ぐためにも、母乳パッドは欠かせません。
しかしながら、正しい使い方をしないと、母乳パッドをつけているのにずれてしまい、結局下着が濡れるということも起こりかねません。
そこで、今回は母乳パッドがずれるのを防ぐために、正しい使い方を改めて確認したいと思います。
また、母乳パッドで起こりやすいトラブルとして、かゆいと感じる時の原因と対策についてもまとめます!
母乳パッドがずれるのを防ぐ使い方は?
母乳パッドには布製で繰り返し使える物と、紙製の使い捨てタイプのものがあります。
このうち、布製のものはテープで接着することができないため、使い捨てタイプのものと比べると、どうしてもずれやすくなります。
特に、パッドが母乳を吸うと重くなってずれることが多くなるので、母乳パッドはこまめに取り替えるようにしましょう。
それでもずれるという時には、使い捨ての母乳パッドを使うと良いかもしれません。
使い捨ての母乳パッドは接着テープでくっつけられるものが多いので、布製の母乳パッドよりもずれにくいですよ。
使い方も簡単です。
袋から出してテープのフィルムを剝がし、ブラジャーのカップに合わせて貼るだけです。
テープが剝がれないように、ぎゅっと押さえてしっかりと接着しましょう。
母乳が漏れないようにするためには、乳房と授乳パッドのカップの位置がきちんと合っているか確認することも重要です。
乳首の位置と、パッドのくぼみが合うように調整しましょう。
何度も張ったり剥がしたりを繰り返すと粘着力が弱くなってしまうので、テープのフィルムを剥がす前に、ブラジャーに当てて位置を確認しておくと良いですよ。
パッドがずれるのを防ぐには、接着力が強いものを選ぶこともポイントです。
母乳パッドによって接着テープの数や大きさ、位置に差があります。
ずれるのを防ぐには、接着テープが2枚以上付いている物、あるいはテープが大きい物を選びましょう。
また、母乳パッドが濡れて重くなるとずれるのは使い捨てタイプでも同じなので、母乳パッドはこまめに取り替えるようにしてくださいね。
Sponsored Link
かゆいと感じる時の原因と対策
母乳パッドがずれるというトラブルの他に、もう一つ多くのママに起こるのが、「母乳パッドをつけているとかゆい」という悩みです。
かゆみを感じた時も、正しい使い方ができているか確認しましょう。
かゆいと感じる原因としては、次のようなことが挙げられます。
- 蒸れ
- パッドの素材
- 雑菌
母乳パッドの中は蒸れやすくなっています。
母乳で濡れることも蒸れの原因となります。
暑い時季は汗をかいて蒸れる事もあります。
母乳パッドは、母乳が下着に染み出ないように作られているので、どうしても水分が内側にこもりがちです。
特に使い捨ての母乳パッドは蒸れやすくなります。
使われている素材によるものもありますが、吸水ポリマーで漏れた母乳を吸収してくれるので、少しくらいの漏れならそのままにしてしまいがちです。
しかし、吸水ポリマーが母乳を吸収してくれているとはいえ、パッド内の湿度は上がるので蒸れてしまうのです。
蒸れるとかゆいと感じる原因となりますし、症状が悪化するとあせもやただれを引き起こすこともあるので注意しましょう。
パッドはこまめに交換するのが正しい使い方です。
また、汗をかいたらこまめに拭くようにして、蒸れを防ぎましょう。
他には、母乳パッドの素材そのものが肌に合わず、かゆいと感じる事もあります。
使い捨ての母乳パッドは紙製であったり、防水のためにナイロンを使っていることがあります。
そのため、敏感肌のママにとっては刺激となり、チクチクしたりかゆいと感じることがあります。
使い捨ての母乳パッドが肌に合わない場合は、敏感肌用に作られた物を試してみるか、布製の母乳パッドを使うと良いでしょう。
布製の母乳パッドはコットンが使われていることが多いので、通常の下着に近い肌触りになっています。
肌への刺激が少ないので、敏感肌のママは布製を選ぶと良いかもしれません。
そしてもう一つ、かゆみの原因となるのが雑菌です。
赤ちゃんが口をつけるおっぱいで雑菌が繁殖しているというと、ちょっと怖いですよね。
ミルクを放置しておくと傷むのと同じように、母乳も放置していれば傷みますよね。
母乳パッドが濡れたままにしておくというのは、母乳を放置しているのと同じ状態とも言えます。
その状態にママの汗や皮脂が混じると、雑菌が繁殖しやすくなるのです。
雑菌が繁殖すると、ママがかゆいと感じる原因になります。
かゆいのも嫌ですが、その状態で授乳するのはもっと嫌ですよね。
赤ちゃんが雑菌を飲み込んでしまいます。
雑菌の繁殖を防ぐには、やはり母乳パッドをこまめに交換して清潔に保つことが重要です。
また、汗をかいた、母乳で乳房が濡れたといった場合は、洗浄綿や濡れたガーゼで拭いて清潔にしておきましょう。
もし、このようにかゆみへの対策をしても効果がない、悪化してきたという場合は、早めに皮膚科を受診するようにしてくださいね。
病院では授乳中でも使える軟膏を処方してもらえます。
赤ちゃんがいると病院にも行きづらいですが、かゆいのを我慢して症状が悪化してしまうとただれや湿疹ができてしまうことがあります。
最悪の場合は授乳をお休みしなければいけないことも!
そうならないためにも、早めの対処を心掛けてくださいね。
まとめ
母乳パッドは母乳育児をするママにとって欠かせないものですが、正しい使い方をしないとずることや、かゆくなることがあります。
布製の物を使う場合も使い捨ての物を使う場合もそうですが、きちんと乳房が治まるように装着し、濡れたままにせずにこまめに交換するように心がけてくださいね。
また、使い捨ての物は手軽で便利、布製の物は肌に優しく通気性が良いという利点があります。
それぞれ利点を活かして、シチュエーションによって変えるという使い方をしても良いですよ!
自分に合った使い方をして、母乳育児を快適に過ごしたいですね。