イヤイヤ期の子供の相手をするのはもう限界!と感じる事はありませんか。
朝起きてから夜寝るまで、事あるごとに「イヤ!」と言って泣き叫ぶ子供を相手にするのは本当に大変ですよね。
どうしてイヤイヤ期の子供はパパやママを困らせるのか、またイヤイヤ行動に疲れて「もう限界!」と感じた時の乗り切り方についてまとめたいと思います。
どうしてパパやママを困らせるの?
そもそも、イヤイヤ期の子供がパパやママを困らせるような行動をとってしまうのは、脳が未熟だからです。
成長するに従って、自我が芽生えて「自分はこうしたい!」という気持ちが高まりますが、イヤイヤ期の子供は、その気持ちを我慢することができません。
これは、脳の「前頭前野」という、我慢を司る部位が未熟だからだと言われています。
自我が強くなるのに、欲求を我慢する力が未熟なので、パパやママを困らせるようなイヤイヤ行動をとってしまうのです。
子供は、脳が発達する事と、生活の中で様々な経験を積むことで、イヤイヤ行動を抑えられるようになっていきます。
つまり、イヤイヤ期は必要不可欠な成長過程なんですね。
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もう相手をするのが限界!と感じたら
イヤイヤ期は子供の重要な成長過程で、必要不可欠。
そう分かっていても、イヤイヤ期の子供と接することに限界を感じる時もありますよね。
パパもママも人間ですから、当然のことです。
正面きってイヤイヤに付き合うのが限界だと感じた時に、その限界を乗り切るための方法を考えてみましょう。
放っておく
もちろん、育児を放棄するということではありません。
おむつを履きたくない!着替えをしたくない!という子供を追いかけておむつ替えや着替えをさせるのは大変です。
イライラが募ります。
おむつを履きたくないというなら、履かせずに様子をみましょう。
しばらくすると気が済んで履いてくれたり、むしろ履かないことが「イヤ!」になって、自分から「おむつ履きたい!」と言ってくることもあります。
着替えも同じです。
ちゃんとできたらたくさん褒めてあげて下さいね。
泣かせておく
「放っておく」という事とも共通しますが、イヤイヤ期の子供が癇癪を起こして大泣きしている時は頑張って対応しようとせずに、泣かせておくのも一つの方法です。
イヤイヤ期の癇癪は、理由が分かれば良いのですが、そうでないことも多いものです。
子供自身もヒートアップしてしまって、わけも分からず泣いていることもあります。
どうしても譲れず、思い通りにしてあげられないことだってあります。
癇癪を起す我が子と接することに限界を感じたら、無理に抱っこしたりあやしたりせずに、暫く泣かせておきましょう。
暫く泣いて、少し落ち着いたり様子を窺ったりするそぶりが見られたら、声掛けのチャンスです。
抱きしめたり、他のことで気を逸らせたりして対応しましょう。
完璧な育児を目指さない
規則正しい生活をして、栄養のある食事をバランスよく摂って、身なりをきちんと整え、躾もしっかり……。
それができれば理想ですが、現実はそうはいかないものですよね。
自我のある一人の人間を相手にしているのですから当然です。
「ご飯イヤ!」ときちんと食事を摂ってくれなくても、1週間単位で見て、必要な栄養を摂れているようであれば、あまり心配しなくても大丈夫です。
「お風呂イヤ!」と頑なにお風呂を拒否されても、1回くらいお風呂に入らなくても大丈夫です。
たとえ次の日になってしまっても、機嫌の良い時を見計らって、ササッと洗ってシャワーを浴びせてあげれば身体の清潔は保てます。
「寝るのイヤ!」と寝ないのであれば、時には寝かしつけをあきらめて、眠くなるまで遊ばせてしまいましょう。
たまにであれば生活リズムへの影響は少ないですし、翌日の朝はいつも通りの時間に起こせば、必然的に夜眠くなって寝てくれます。
危険な行動や他人に迷惑をかける時など、どうしても譲れない時もありますが、そうでない場合は必ずしも「きちんと」できなければいけないわけではありません。
たまには肩の力を抜く日があっても良いのではないでしょうか。
時には周囲を頼ろう
「もう限界!」と精神が悲鳴をあげるようなら、少し子供と離れる時間を作っても良いと思います。
家族に預けたり、託児所を利用したりして、子どもから離れて「イヤ!」の声が聞こえないところでリフレッシュしましょう。
それは決して悪い事なんかではなく、子どもから逃げているわけでもありません。
むしろ、子どもときちんと接するパワーを補充するための、大事な時間です。
「自分がストレスから解放されるために、子どもに我慢を強いている……」と罪悪感にさいなまれる人もいるかもしれませんが、ちょっと考え方を変えてみませんか?
子供だって、いつも接しているパパやママ以外の人と接することで、学ぶことも多いはずです。
おじいちゃんやおばあちゃんと遊べば、パパやママとはやったことのない遊びを覚えてくるかもしれません。
託児所で同年代の子と遊べば、友達との付き合い方を学んでくるかもしれません。
聞いたことのない歌、やったことのない手遊び、触ったことのないオモチャに触れて、経験値を積んできてくれることでしょう。
「ママと離れたくない!」と感じる子も多いですが、離れないと体験できないこともあります。
それを体験する良い機会だと捉えて、時には周囲に頼ってみましょう。
そして、自分はその時間を使ってリフレッシュして、帰ってきた子供に、またたくさんの愛情を注いであげて下さいね。
まとめ
イヤイヤ期の子供と接するのは本当に大変です。
1つのイヤイヤがおさまったと思ったら、またすぐに別のイヤイヤが始まります。
これではパパやママの我慢が限界に達するのも仕方ないですよね。
イヤイヤ期を乗り切るためには、あまり頑張り過ぎず、時には周囲の協力を得てリフレッシュするようにしましょう。
上手く肩の力を抜いて、イヤイヤ期を乗り切ってくださいね!