子供が2~3歳頃になると、ずいぶんと色々なことができるようになりますよね。
ついこの間まで寝転ぶことしかできなかった赤ちゃんが、いつのまにか走ったり跳んだりできるくらいに成長しているんです。
ご飯を自分で食べたり、着替えなんかも自分でやりたがったりして、親としては成長ぶりが嬉しいものです。
ただ、この時期は、出来る事が増えるだけに自己主張も増え、それが主通りにならないと癇癪を起こしてママを困らせる事が増えてきます。
いわゆるイヤイヤ期です。
イヤイヤ期は、子供と接することにストレスを感じ、子供を嫌いになりそうと悩むママもいるほど大変な時期なんです。
そこで今回は、子供を嫌いになりそうなくらいに追い詰められた時の対処方法とについて考えたいと思います。
イヤイヤ期の子供を嫌いになりそうと感じるママもいる
イヤイヤ期の子供が何をするにも「イヤ!」と言うのは自己主張のあらわれです。
自分でできる事が増えたということや、自分で決めて自分でやってみたいという気持ちが芽生えてきたという事は、まさに子供の成長を証明してくれるような行動なので、喜びたいところですよね。
しかしながら、こちらが言う事を全部否定して「イヤ!」と言ってきたり、やらねばならない身支度なども全部拒否されてスムーズに運ばないとなると、素直に喜べません。
保育園など、行かなければならない時間が決まっている場所にいくための準備も「イヤ!」と拒否され、公共の場だろうか何だろうが思い通りにいかないと泣き叫ばれれば、誰だってストレスを感じずにはいられませんよね。
自分を困らせるためにやっているかのようにすら感じて、子供の事が嫌いになりそうになってしまう人もいるでしょう。
誰でも否定や拒否をされるのは嫌なものですから、そう感じるのも無理はないのかもしれません。
ただ、実際のところ、子供はこのような行動を繰り返しながら、我慢をしたり、相手を思いやる気持ちなどを学んでいきます。
子供の成長を後押しし、良い関係を築いていくためにも、このイヤイヤ期を乗り越えるための対策方法を知りたいところですね。
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子供を嫌いになりそうな時の対策方法① イヤイヤを軽減
まずは、子供を嫌いにならないためにも、「嫌いになりそう」と感じる原因であるイヤイヤ行動を減らすための対策をしてみましょう。
ポイントは次の通りです。
●自分で選ばせる
●気持ちを代弁する
●落ち着いたタイミングで話す
イヤイヤ期の子供は、「自分でやる」ということにこだわりを持っていることが多いです。
そのため、パパやママに指示されてやるのを嫌がります。
このことを利用して、何をするにも自分で選ばせるようにしてみましょう。
効果的な方法が「二択できく」ということです。
ご飯を食べる時に「フォークで食べる?お箸で食べる?」と選ばせてあげましょう。
着替えをする時に「ズボンにする?スカートにする?」と選ばせてみます。
ここで大事なのは、一番やらせたい「ご飯を食べる」「着替えをする」という大前提が揺るがない二択を提示することです。
どちらを選ばれても困らない二択を準備しましょう。
子供は「自分で選んだ」という満足感から、意外と素直に応じてくれますよ。
また、イヤイヤ期の子供はまだ自分の気持ちをうまく表現できない事が多いものです。
それを代弁してあげるのも効果的。
また、欲求が思い通りにならなかった時に、「悲しかったね」「こうしたかったのね」と気持ちに寄り添ってあげるのも、子供の気持ちを落ち着ける効果があります。
そして、保育園の先生などもよくしているのが、落ち着いてから話すということです。
癇癪を起こして大泣きしている子に何を言っても、耳に届いていません。
無理に話しかけても、むしろイヤイヤをヒートアップさせてしまいます。
泣く勢いが落ち着いたり、こちらの様子を気にする余裕が出てきた頃に話をすると、子供の気持ちも切替やすいですよ。
子供を嫌いになりそうな時の対策方法② 自分の気持ちを落ち着けよう
子供を嫌いになりそうなほどに追い詰められてしまった時は、自分をいたわり、気持ちを落ち着けることも大切です。
自分自身の心に余裕があれば、子供のイヤイヤもある程度は受け止められるもの。
嫌いになりそうなほど追い詰められている時は、少し頑張り過ぎているのかもしれません。
一人の時間を作れるのであれば、周囲に協力してもらって一人の時間を作りましょう。
ほんの数時間でも、随分と心が落ち着き、気持ちも切り替えられるものですよ。
また、嫌いになりそうな時は、子供の良いところを無理やりにでも探してみましょう。
これも、気持ちがある程度落ち着いた時にやると良いですよ。
日々のストレスで忘れかけていた子供の良いところ、かわいらしさを改めて見直すことで、子供を愛おしいと思う気持ちを再認識することができますよ。
良いところ探しをする時は、赤ちゃんの頃の写真や日記を見返すのも良いですよ。
「初心に帰る」とはよく言いますが、子供を嫌いになりそうな時は、赤ちゃんの頃の写真や日記を見て、かわいい我が子の姿や、ずっと愛情をこめて育ててきた自分の気持ちを思い出してみましょう。
気持ちを落ち着けてから再び子供と接することができれば、嫌いになりそうというネガティブな気持ちも和らぐかもしれませんよ。
まとめ
イヤイヤ期の子供の相手をするのは大変です。
しかもそれが何日、何ヶ月も続くので、パパやママの気持が限界に達して、嫌いになりそうだと感じてしまっても不思議ではありません。
ただ、「本当に嫌いで憎いと感じる」というケースはごくごく限られています。
多くの場合は、頑張り過ぎて疲れてしまい、気持ちに余裕がなくなっているせいでそう思えてしまうのです。
今回紹介したポイントも取り入れてもらって、イヤイヤ対策をしながら、時には自分自身をいたわって、イヤイヤ期を乗り切ってくださいね!