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イヤイヤ期

イヤイヤ期に無視で対処するのはNG?フォローの仕方は?

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イヤイヤ期の子供と接するのはとても大変ですよね。

大人にとってなんでもないようなポイントでイヤイヤスイッチが入ってしまうと、公共の場だろうが、ご飯中だろうが大泣きして手が付けられなくなることも少なくありません。

1日に何度も繰り返されるイヤイヤ行動に対処し続けることに限界を感じる人もいるでしょう。

できることなら、耳をふさいで目を背けてしまいたいと思う人もいるかもしれません。

ただ、イヤイヤ行動への対処法として、無視をするというのはどうなのでしょうか? パパやママに無視されると、子供はどう感じるのでしょうか。

今回は、イヤイヤ期への対処法のひとつとしての「無視」について考えたいと思います。

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イヤイヤ期ってどんな時期?

イヤイヤ期は、2歳~3歳くらいに始まります。

早いと、1歳半くらいから始まる子もいます。

この時期になると、「着替えイヤ!」「ご飯イヤ!」「お風呂イヤ!」と日常生活のあらゆる場面で「イヤ!」を主張するようになります。

それだけではなく「自分で靴履く!」「着替えも自分で!!」と、何でも「自分でやりたい!」と主張するようにもなります。

なんでもかんでも激しく自己主張をして、スムーズに運ばなくなるので、親としてはイライラがつのり、子育てに困難を感じる時期でもありますよね。

ただ、このイヤイヤ期は、子供が成長する上でとても重要な時期でもあるんです。

何をしてもらうにも受け身だった赤ちゃんが、いつの間にか自分の意志を持ち、しかも自分の意志をパパやママに伝えようとしているのです。

そう考えると、イヤイヤ行動をとれるというのも、大きな成長ですよね。

ただ、イヤイヤ期の頃の子供は、まだ思いをうまく言葉で表現することができません。

また、脳の前頭前野という我慢を司る部位が未熟なので、自分の欲求を我慢するのも上手ではないのです。

そのため、意志を上手く伝えられないイライラをまき散らしたり、欲求を我慢できずに激しく主張するというイヤイヤ期特有の行動をとってしまうのです。

ただ、成功・失敗体験を積み重ねること、試行錯誤を繰り返して経験を積むこと、また脳の発達に伴って、子供は自己主張の仕方を学んでいきます。

徐々にですが、周囲に激しく当たらなくても、自分の意志を上手く伝えられるようになっていき、イヤイヤ期は終わっていくのです。

イヤイヤ期が終わる頃には、子供はまたひとつ大きく成長しているはずです。

親としては大変な時期ですが、子供の成長を応援するためにも、上手く接する方法を見つけたいものですよね。

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イヤイヤ行動に無視で対処するのはNG?

イヤイヤ期は子供の大事な成長過程だというのは分かっていても、「じゃあ、子供のどんなイヤイヤも、広い心で受け止めよう!」というわけにはいかないのが現実ですよね。

どんなに「子供の成長を応援したい」という気持ちがあっても、親も人間です。

1日中「イヤイヤ!」と泣き叫ばれればイライラだってしますよね。

特に、癇癪を起こして、こちらの話に聞く耳を持たずに大泣きする我が子を相手にするのはとても大変です。

目をそらし、耳をふさぎたくなる時だってあるでしょう。

そんな時はどうすれば良いのでしょうか。

無視はNG? 様子見はOK?

イヤイヤ行動がヒートアップして癇癪を起こしている時は、パパやママが何を話しても聞いていない場合があります。

そんな時、いっそ我が子を無視してしまいたくなるという人もいるでしょう。

確かに、話しかけても聞こえないくらいに頭に血がのぼってしまっている時は、距離を置いて落ち着くのを待つのも一つの対策方法です。

ただ、距離を置いて様子を見るのは悪いことではありませんが、無視をするというのはおすすめできません。

子供が癇癪を起こしている時に余計なアプローチをしないという点では、様子見も無視も同じです。

ただ、子供が少し落ち着いた後も子供と接することを避ける、話を無視するという点で大きく違います。

子供が癇癪を起こしている時は、何を話しても火に油を注ぐ結果になりかねません。

親の方にも落ち着く時間が必要な場合もあります。

だから、暫く放っておいて、泣き疲れたり、落ち着いた頃に話をするというのは悪いことではありません。

その方が、子供も素直に応じてくれる場合があります。

ただ、子供が落ち着いたり、パパやママとの関わりを求めてきた時に無視してしまうのは、子供の心を傷つける結果になりかねないので、おすすめできません。

無視されると子供はどう感じる?

親に無視されると、子供はとても深く傷つきます。

大人だって、無視されると傷つきますよね。

まして、子供はまだ相手の胸中を慮ることがあまりできません。

なぜ無視されるのか、親の表情や自分の行動を省みて察するというのは難しいのです。

理由が分からないまま無視されるということが、どんなに子供にとって悲しいことなのか、親の方が察してあげたいものです。

無視されるということが何度も続くと、子供が親の顔色を窺って行動するようになる場合もあります。

そうすると、子供は上手な自己主張の仕方が分からなまま成長し、将来的にも対人関係に悩まされる可能性もあるんです。

気持ちが落ち着いたら必ずフォローしよう!

そうは言っても、あまりにイライラし過ぎて、子供の言葉を無視してしまうこともあるかもしれません。

もし無視してしまったという時は、自分の気持ちが落ち着いてから、どうして無視してしまったのかを子供に説明してあげて下さい。

パパやママがどんな気持ちだったのか、分かる言葉で話してあげましょう。

できれば、抱きしめながら話してあげましょう。

無視される理由を100%理解することができなかったとしても、何かしらの理由があって無視されたのだ、嫌いだから無視されたのではないのだということは伝わるはずです。

嫌いだから、憎いからそうしたのではないということが伝わるだけでも、子供の心は落ち着くものです。

まとめ

成長に必要な過程だと分かっていても、イヤイヤ期の子供と接するのは本当に大変なことです。

親だって人間ですから、イライラが爆発してしまうことだってあります。

もしも気持ちがおさえられずに無視してしまったら、気持ちが落ち着いてから、どうして無視してしまったのかを話し、本当は大好きなのだと伝えて、子供を安心させてあげてくださいね。

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