一人目の子と二人目の子の年齢差が2~3歳くらいだという人は多いかと思います。
そんな時に大変なのが、上の子のイヤイヤ期とつわりが重なることです。
ただでさえ辛いつわりの時期に、何でもかんでもイヤイヤと言われてしまうイヤイヤ期が重なると、つわりの辛さも倍増してしまいますよね。
そこで、つらいつわりとイヤイヤ期の子供のお世話をどうやって乗り切れば良いのか、アイディアをいくつか紹介したいと思います。
イヤイヤ期とは
イヤイヤ期は、子供にとって、とても大切な成長過程です。
今までは生活のお世話を周囲にしてもらい、やることもすべて決めてもらい、導いてもらっていた赤ちゃんでした。
それが、自分でやりたい事を決めて主張したり、着替えや食事などの身の回りのことも、自分の力でやろうとしているのですから、これは本当に大きな成長だと思います。
ただ、「やりたい!」と思うことが全て思い通りにいくわけではありませんよね。
その時に我慢したり、相手を気遣うような能力は、まだ2歳前後の子供には備わっていないんです。
これは脳が発達するにしたがって徐々に出来るようになるので、今はまだ我慢ができず、泣いたり叫んだりしてでも自己主張してしまいます。
身の回りのことも、「やりたい」と思い立ってすぐに出来るようになるわけではありませんよね。
上手に出来るようになるまでは、うまくいかないイライラと付き合わなければなりません。
ただ、そのイライラを我慢するのが難しいので、パパやママにぶつけてしまうんですね。
このようなイヤイヤ期特有の行動は、身体の発達と、周囲とのやり取りで経験値を積むことによっておさまっていきます。
イヤイヤ期がおさまる頃には、子供も一回り大きく成長していることでしょう。
そうなるためにも、親としてはイヤイヤ期の子供にも付き合ってあげたいものです。
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上の子のイヤイヤ期とつわりが重なった時の対処法
イヤイヤ期の子供の成長を応援したいと思っていても、それが下の子の妊娠、特につわりの時期と重なるととても辛いものですよね。
つわりの程度にもよりますが、吐き気やだるさと戦っている時は、自分自身のことすらこなすのがおっくうなものです。
そんな時は、どうやってイヤイヤ期の子供と付き合えば良いのでしょう。
いくつかの対策法を紹介します。
横になったままスキンシップ
抱っこを求められたり、遊び相手をして欲しがっているときでも、つわりがひどいと起き上がることすら辛いですよね。
そんな時は、横になったまま抱っこをして抱きしめたり、ソファーに座ったまま膝に座らせて抱っこするなど、身体への負担が少ない方法でスキンシップをしてみましょう。
「イヤ!立って!」と言われてしまうこともありますが、横になって抱きしめながらくすぐってみたりして、遊びに変換すると、気がそれて満足してくれることもあります。
遊びの相手であれば、お医者さんごっこで「ママは病気の人の役だよ。
お医者さん、診て下さい」と横になったままできる遊びに誘ってみましょう。
お絵描きやブロックなど、横になったままでも遊びやすいオモチャを新たに購入しても良いかもしれません。
思い切って外へ出る
身体がだるくても、起き上がることが出来る程度であれば、思い切って外へ連れ出してしまった方が楽な事もあります。
思い切り走り回れる公園で自由に遊ばせれば、子供も退屈せずに遊んでくれます。
地域の子育てセンターを利用するのもおすすめです。
子育てセンターであれば、職員の方が相手をしてくれたりするので、ママは少し休憩できますよ。
体力的に余裕があれば、他のママと話すことで気分も晴れます。
2択から選ばせる
「服を自分で決めたい!」「これはイヤ!」と言われることって、イヤイヤ期にはよくありますよね。
しかしながら、つわりで辛い時に、気の済むまで「じゃあどうしようか」と付き合ってあげるのは大変です。
そこで、例えば洋服を選ばせる時には、最初からどちらを選ばれても大丈夫な2択を準備しておくという方法があります。
2択から選ばせるというのは、イヤイヤ期の子供にはとても有効で、「自分が決めた」という満足感を得られるので、イヤイヤ行動に陥りにくいんですよ。
スキンシップを増やす
ママがつわりで辛そうにしていると、子供も不安になるものです。
それに、ハッキリと弟や妹ができるのだということを理解していなくても、子供は周囲の様子の変化から、何かしら今までと違うことが起こるのだというのを敏感に感じ取るものです。
変化に対する不安感から、今まで以上にイヤイヤ行動がエスカレートすることもあります。
最近イヤイヤがひどいなと感じたら、体調の許す限り、子供とスキンシップをとってあげて下さい。
ママと触れ合うだけでも、子供の心は落ち着くものです。
子供を安心させることで、イヤイヤ行動を軽減させることに繋がる場合もあります。
年が近い兄弟は、将来的に良い事もたくさん!
下の子を妊娠している時に上の子がイヤイヤ期の場合、だいたい2歳~3歳差の兄弟になることが多いかと思います。
妊娠中や出産直後は大変なので、今はつらいと思うかもしれませんが、将来的には良いこともたくさんあるんですよ。
齢が近いと、兄弟同士で遊ぶようになるので、下の子も遊べる年齢になれば、子供同士で遊んでくれるので、親としてはとても楽になります。
もっと成長して大人になってからも、兄弟同士で助け合う関係になる事ができ、親としてはとても安心できますよね。
今は大変ですが、その分将来的にメリットも大きいんですね。
まとめ
イヤイヤ期というのは、その子一人だけを相手にするのも大変な時期です。
また、つわりの時期は、自分自身のお世話をする事すら辛い時期です。
この2つが重なる時期は、ママにとって体力的にも精神的にもとても大変なものになるかと思います。
抜ける所は手を抜いて、家族や子育てセンターなどの施設の力も借りつつ、この大変な時を乗り切ってくださいね!