日差しが強くなってくると、日焼けが気になりますよね。
骨の成長や健康のために必要不可欠な紫外線ですが、浴びすぎると皮膚がんや白内障のリスクを高めるという報告があります。
人は、18歳までに一生のうちに浴びる紫外線の約半分を浴びると言われています。
紫外線のダメージは年々肌に蓄積されていきますから、小さいころから紫外線対策をすることがとても重要なんですね。
日焼け対策が必要なのは赤ちゃんも同じなのですが、赤ちゃんの肌はとってもデリケートです。
日焼け止め選びは慎重にしたいですね。
そこでオススメなのがオーガニック素材のものです。
でも、この「オーガニック」がどのようなものか、ご存知ですか?
今回は「オーガニック」が本当に肌に良いのかについて考えたいと思います。
また、オーガニックの日焼け止めの選び方も紹介します!
赤ちゃんにはオーガニックの日焼け止めが良いの?
オーガニックと言うと、「身体に良い」「自然素材」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
そもそもオーガニックとは「有機栽培」の意味です。
有機栽培とは、農薬や化学肥料を使わずに植物を育てる事です。
オーガニックの日焼け止めとは、農薬や化学肥料を使わずに育てた植物のエキスを配合して作られている日焼け止めのことなのです。
また、オーガニックの日焼け止めは、化学成分の使用を控えていることが多いため、肌に優しく、赤ちゃんにも安心だと言われているのです。
ただし、オーガニックだからといってすべての商品が安心だというわけではありません。
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、オーガニック製品に配合されている植物そのものにアレルギーを起こす可能性もゼロではないからです。
また、海外ではオーガニックを認定する第三者機構があるのですが、日本にはありません。
そのため、製品の一部にオーガニック原料を使っていれば「オーガニック製品」という事もできるのです。
基準が明確でないので、きちんと成分を確認してから選ぶようにしましょう。
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オーガニックの日焼け止めはこう選ぼう!
日本製のオーガニックの日焼け止めを選ぶ時は、成分をきちんと確認しましょう。
まず、オーガニック成分がどの程度含まれているか確認することが大事です。
オーガニックの日焼け止めと銘打っていても、合成防腐剤や、合成界面活性剤などの化学成分が含まれていることがあるので注意が必要です。
界面活性剤の成分例は、以下の様なものがあります。
- イソステアリン酸
- ジメチコン
- ジメチコンポリオール
- ポリクオタニウム
など
また、合成防腐剤の例は以下の通りです。
- パラベン(パラオキシ安息香酸エステル)
- フェノキシエタノール
- サルチル酸
- 安息香酸
- ソルビン酸
- ベンジンアルコール
など
これらの成分は、赤ちゃんの肌に負担をかけ、トラブルの原因になる可能性があるのでしっかり確認してくださいね。
海外製の製品であれば、オーガニック認定を取得しているものを選ぶと良いでしょう。
例として、USDA(アメリカ)、HOFA(ハワイ)、SOIL ASSOCIATION(イギリス)、ECOCERT(フランス)などがあります。
まとめ
オーガニック製品と聞くと、身体に良さそうな気がしてしまいますが、必ずしもそうではありません。
特に、日本の場合は「オーガニック」の基準があいまいなので、成分をしっかり確認してから使用する必要があります。
いざ成分を確認すると、いかにも化学成分のようなカタカナがずらりと並んでいることもあります。
オーガニック原料がどの程度使われているのか、赤ちゃんの肌に負担がかかる成分は使われていないかなどを確認して選びましょう。
できるだけシンプルなものが安心かもしれません。
赤ちゃんに優しいかどうかを判断するのはママ自身です。
「オーガニック」「赤ちゃん用」という言葉に流されず、赤ちゃんに合った日焼け止めを選んでくださいね。
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