母乳育児をされている方は、母乳が常に沢山つくられ時間が経つと溜まって張ってしまう「溜まり乳タイプ」と普段はあまり張ったり溜まったりしないで赤ちゃんが飲み始めると一気に母乳が作られる「差し乳タイプ」の2種類に分かれると思います。
前者は沢山作られて足りないかもという不安はあまりないものの、直ぐに張ってしまうので痛いですし乳腺炎になる可能性も高いですよね。
逆に後者の差し乳は普段あまり張らないので、乳腺炎などのトラブルはあまりありませんし痛くなる事もないのではないでしょうか。
ただ、足りているのかなという不安はありますよね。
母乳育児の場合は様々な事情によって断乳を選ばざるを得ない場合があると思うのですが、どちらのタイプが断乳には向いているのでしょうか。
差し乳だと断乳は楽?
冒頭でも少し触れましたが、差し乳とは普段あまりおっぱいが張らず溜まったりもしません。
その代わり、赤ちゃんが吸ってくれるとそれが刺激となり、母乳が分泌され始めます。
そう聞くと、赤ちゃんが吸わないなら母乳は作られないのだから断乳はすぐできそうなイメージですよね。
ところが、実際に短期間で断乳を行った方にお話を伺うと、2、3日後にはおっぱいがパンパンになってしまい、とても痛かったそうです。
ただ、そこを越えてしまえば、やはりあまり母乳は作られなくなりますので、溜まり乳タイプの方に比べると断然楽なようですね。
しかし、あまり溜まらないとしても最後の母乳はきちんと搾ってしまわないと残ってしまいますので、気をつけましょう。
Sponsored Link
差し乳タイプの断乳の仕方とは
差し乳タイプの方ですと、普段からあまり張ったりしないので、授乳を徐々に減らしていく方法が合っていると思います。
逆に差し乳だから直ぐに止めても大丈夫なんじゃないのかと思われるかもしれませんが、差し乳でもおっぱいは作られ続けていますので、短期間で断乳すると溜まりますし、放置すると乳腺炎にもなります。
赤ちゃんにしてもいきなりおっぱいを吸えなくなるよりも、徐々に一日の授乳回数を減らしていき断乳した方がストレスなく、おっぱいとバイバイできるでしょう。
ですので、一日5、6回の授乳だったのを3回、2回と減らしていくことによってさらに母乳の作られるペースは落ちていきます。
そうすると、断乳後もおっぱいの張りが極力抑えられストレスなく断乳を完了することができるのではないでしょうか。
まとめ
断乳と一言で言ってもやり方やその後のケアの仕方も様々です。
今日は差し乳タイプの方に役立つお話をしましたが、断乳後の症状も人それぞれですので、一概 にこの方法が良いとは限りません。
差し乳の方でも、断乳後直ぐには母乳の分泌は止まりませんので、きちんとケアしないと溜まって乳腺炎になってしまう可能性も十分にあります。
万が一に乳腺炎になってしまったら、早めに対処しそれでも症状が改善されないようでしたら、母乳外来や産婦人科で診察を受けることをお勧めします。
↓断乳に関連する記事はこちら