赤ちゃんとの生活を始めるママにとっては、母乳オンリーで育てていくのか、ミルクオンリーにするのか?それとも時と場合によって母乳とミルクを混ぜるのかについて悩んでしまいます。
これはママ自身の価値観によって決めるべきことです。
母親から母乳育児をすすめられた、産婦人科でも母乳育児を推奨しているとしても、ママにとってミルクの方が適している可能性もありますし、またその逆もしかりです。
ママになって初めて頭を抱える問題は、自分が納得できる答えを見つけておいてください。
母乳の魅力とミルクの魅力
母乳育児、ミルク育児、混ぜるかどうかについてを考える上では、それぞれのメリットとデメリットを挙げてみることが一番です。
母乳オンリーのメリット
- 初乳といわれる栄養価の高い母乳をあたえることができる。
- 母乳が持つ免疫力で生後半年までは病気にかかりにくい
- 特に購入するものはないため、経済的
- 夜は添い乳でママも楽チン
- 消費カロリーが期待できるため、産後ダイエットにつながる
母乳オンリーのデメリット
- 他の家族に預けられない
- ママが病気の時でも薬が飲めない
- 乳腺炎などの症状が起こる可能性がある
- 乳首に傷ができても授乳をやめられない
- 断乳後におっぱいの形が悪くなる
ミルクオンリーのメリット
- 家族に育児を手伝ってもらいやすい
- 外出先でもすぐにミルクがあげられる
- 母乳よりも消化吸収が遅いため、夜中はたっぷりと寝てくれる場合が多い
- ママが病気の時には、薬がのめる
ミルクオンリーのデメリット
- 出費が多い
- 初乳を飲ませられない
- 消費カロリーが期待できない分ダイエットの成果がでにくい
母乳とミルクを混ぜるメリット
- 好きなタイミングで預けられる
- 夜眠る前にミルクをあげれば、夜泣きの心配がない
- 母乳とミルクを混ぜるデメリット
- 母乳がたまり、乳腺炎の心配がある
- タイミングによっては母乳が作られにくくなる
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ママのストレスになる場合は、ミルク、母乳、混ぜる方法への変更がおすすめ!
母乳育児、ミルク育児、混ぜるかどうかを考える際には、理想的と思える選択をした後でも、何となくママにとってストレスを感じる場合もあります。
その際には、1ヶ月間試してみて別の方法がいいと判断したなら、より理想と思える方法に変えてください。
特に初めて子育てをするママの多くは、何でも完璧にこなさなければ気がすまないという気持ちになってしまい、ストレスを溜め込んでしまえば、楽しいはずの赤ちゃんとの時間も、辛いものとなるかもしれません。
一日中赤ちゃんのお世話をするだけでも体力的、精神的に大変な時期だからこそ、ママにとって一番気持ちが楽になる方法をおすすめします。
混合を始めるならいつがベスト?
母乳とミルクを混ぜる方法を始める場合は、どのタイミングが理想的なのでしょうか?ママの職場復帰などの予定を事前に把握しておけば、計画を立てやすいかと思います。
職場復帰を予定しているママ
産後数ヶ月ですぐに職場復帰を予定しているママの場合は、すぐに母乳をミルクを混ぜる育児でも問題ありません。
初乳をあたえることもでき、同時に職場復帰へ向けてミルクをあたえていけば、母乳からミルクへの切り替えも心配ありませんし、ママにとっても精神的な負担が少ないかと思います。
家族と一緒に育児をするママ
産後すぐに家族に育児を手伝ってもらうママは、育児の負担軽減のためにもすぐ母乳をミルクを混ぜる育児をスタートさせてもいいかと思います。
母乳をミルクの割合は、家族で話し合うもしくは、ママ自身が決めていけば、夜泣きなどで精神的にも辛い時期でも上手に乗り切ることができます。
離乳食をスタートさせる時期
離乳食は生後5ヶ月頃から始まります。
それまでは、母乳オンリーで育児をしてきたママも、離乳食という赤ちゃんにとっては新しい味に触れるタイミングでミルクと混ぜる育児に切り替える方法もあります。
母乳は、赤ちゃんが飲むことで刺激となり次の母乳が準備されるのですが、離乳食の回数が増えていくごとに必然的に母乳への刺激も少なくなってしまいますので、ママによっては母乳量減少の原因となりかねません。
母乳が作られにくくなった段階でミルクへの切り替えをするよりも、離乳食を与えるタイミングで母乳とミルクを混ぜる育児に切り替えていけば、スムーズにすすめられるかと思います。