新生児期にミルク混合をするかどうか悩む前に
長い妊娠期間を経て、無事に赤ちゃんとの生活をスタートさせるママにとっては、退院後から始まるはじめての育児に戸惑いと期待を胸膨らませているかと思います。
特に入院中から母乳育児を推奨する病院や家族もいれば、お見舞いに来た先輩ママたちは、ミルクとの混合を進めてくるというケースもあり、中々一人では決めきれない重大な問題でもあります。
具体的に新生児から始めるミルクとの混合がいいのか迷ってしまう人に読んで欲しい内容をまとめてみました。
新生児期のミルクの量についてもご参考にどうぞ。
新生児期からミルク混合する?
赤ちゃんとの生活を送る上では、まだまだ離乳食や水分補給用のりんごジュースも与えられない新生児期には、唯一の栄養源となる母乳やミルクは、毎日欠かすことなく与える必要があります。
ママのおっぱいをほおばる赤ちゃんはいつみてもほほえましい光景でもありますが、実際に新生児期からミルクとの混合にするのは、母乳オンリーの育児にするのかに迷った場合は、自分なりに気持ちの整理をしてください。
退院後、主に赤ちゃんのお世話をするのは、ママです。
人によっては実家に帰郷して母親に育児を手伝ってもらうというケースもあるのですが、赤ちゃんにもしもの不調があった場合は、やはりママ本人がしっかりと主導権を握りたいものです。
新生児期からのミルク混合を考える際には、メリットとデメリットを自分なりにあげてみる方法がおすすめです。
一般的に考えられる新生児期からミルク混合を始めるメリットとしては、ママ以外の家族にも赤ちゃんのお世話を任せられる・職場復帰がスムーズ・生後すぐでも預けることができる・ママが病気の時にも薬が飲めるなどがあげられます。
特に産後早々に職場復帰を予定しているママは、新生児期からミルク混合をしておけば、ママの負担も少ないかと思います。
また、家族が一緒にお世話をすることがあらかじめ決まっているなら、日中の授乳をお休みし、家族に任せる間に睡眠をとることも可能です。
逆に新生児期からミルク混合を始めるデメリットとして大きいのは、お金が関係してくるかと思います。
ミルク缶を瞬く間に飲み干してしまう赤ちゃんなら、突き当りのミルク代とおむつ代で家計を圧迫してしまうかもしれません。
また母乳=ママの愛情そのものというイメージを強くもっているママなら、新生児期から早々にミルクとの混合をすることで、赤ちゃんへの愛情を与えられないのではと不安に思ってしまうこともあるかと思います
。
これらを自分なりの価値観と生活環境で考え、一番納得できる方法を選択すれば、新生児期のミルク混合に迷う心配がありません。
Sponsored Link
新生児のミルクの量の目安は?混合の場合どれくらい?
気になる新生児期のミルクの量についてですが、まず基準になる目安をおぼえましょう。
新生児期は胃の許容量が最大でも150mlくらいなので、1回の授乳で与えるミルクは60mlから多くても120mlまでが目安です。
1日の授乳回数は、1日に8回~12回が目安になります。
そして、できるだけ授乳の間隔は3時間は空けるようにしましょう。
下におおよその目安量をご紹介します。
生後1週間のミルクの目安量
1回分の目安量:生後日数×10ml+10ml(たとえば、生後2日なら、2日×10ml+10ml=30mlとなります。)
生後2週間の目安量
1回分の目安量:80ml~100ml
生後3~4週間の目安量
1回分の目安量:100ml~120ml
この量は母乳を一切飲ませずにミルクだけで育てた時の量ですので、飲ませ続けたら母乳を飲みたがるタイミングがなくなってしまう可能性もあります。
母乳とミルクを混合で与える場合、まずは母乳を飲ませます。
そして、母乳が出なくなっても赤ちゃんが欲しがる場合はミルクを20ml位ずつ様子を見ながら与えていきましょう。
新生児から始めるミルク混合のちょっとした注意点
新生児期からミルクとの混合を始めるなら、まずは赤ちゃんの口にフィットする哺乳瓶選びが重要となります。
哺乳瓶には、各メーカーから発売されている乳首が付属されているのですが、この乳首が、赤ちゃんの好みによりまったくミルクを飲んでくれないこともあります。
新生児期からのミルク混合をスムーズにスタートさせるためには、先輩ママたちの口コミも参考になるかと思います。
さらに乳首とあわせ、ミルクの味も赤ちゃんの好みにあっているかどうかによってもミルク混合の成功にかかってきます。
病院からもらった粉ミルクの試供品をいくつかためし、一番のみがよく、赤ちゃんが嫌がるそぶりを見せないミルクを探してみてください。