家事に育児に忙しいママは、毎日バタバタですよね。
そんなママにとって、寝かしつけはなかなか大変な仕事です。
大人しく寝てくれない子供たちの相手、過ぎていく時間……。
負担に感じるママも多い事でしょう。
そんな寝かしつけを少し楽にしてくれるかもしれないのが、絵本の読み聞かせです。
寝る前に絵本を読み聞かせることを習慣化すると、子供にとってもママにとっても良いことがたくさんあるんですよ。
今回は、絵本の読み聞かせによる寝かしつけのメリットをまとめたいと思います。
また、寝かしつけにおすすめの絵本も紹介しますので、ぜひお子さんと一緒に読んでみてくださいね。
子供の寝かしつけには絵本がおすすめ
本は、子供たちにたくさんのことを教えてくれます。
言葉を教え、語彙力を上げるのはもちろんですし、想像力をはぐくむこともできます。
カラフルな絵を見る事で、幼い赤ちゃんでも好奇心を刺激され、脳に良い刺激を与えてくれるものでもあります。
また、ママと子供のスキンシップにもなります。
絵本の読み聞かせが子供にとって良い事は良く知られていますよね。
普段から意識して絵本の読み聞かせをしているママも多いのではないでしょうか。
この寝かしつけは、子供の入眠儀式としてもおすすめなんです。
入眠儀式とは、子供に「もう寝る時間だ」と意識させる習慣のことです。
子守歌を聞かせたり、赤ちゃんであればベビーマッサージをしたりするという方法もありますね。
子供に規則正しい生活を身に着けさせる助けにもなるものです。
絵本による読み聞かせは、「絵本を読み終わったら寝る」ということを習慣づける意味でもおすすめです。
なかなか大人しく布団に入りたがらない子も、絵本で気を引くと、案外すんなり布団に入ってくれたりします。
絵本による寝かしつけが習慣化していれば、絵本を読み終わって「今日はここまで。
おやすみなさい」と言ってあげれば、寝る体制になってくれます。
メリットは他にもあります。
絵本を読むことは、パパでもママでもできるので、誰が寝かしつけをするのか選ばないという点です。
寝かしつけをする時に、必ずママの耳や頬を触らないと眠れないという子もいますが、そうなるとなかなか大変です。
ママ以外の寝かしつけは受け入れられませんから、仮にママの体調が悪い時や、どうしても出かけなければならないという時には大騒ぎです。
大泣きして、泣き疲れて眠るまでどうしようもないという事すらあります。
絵本のように、ママ以外でもできる寝かしつけ方を習慣づけていれば、ママももちろんですが、不測の事態が起こった時の子供への負担も軽くすることができるんですね。
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寝かしつけにおすすめの絵本
寝かしつけの時に読む絵本は、子供が読みたいと思う本を読んであげて良いと思います。
ただ、いくら大好きで面白くても、子供が興奮して眠れなくなっては意味がありませんよね。
そこで、寝かしつけにおすすめの絵本を紹介したいと思います。
0~1歳の赤ちゃんにおすすめの絵本
「もうねんね」
もうねんね (松谷みよ子 あかちゃんの本)
文:松谷みよ子 絵:瀬川康男 出版社:童心社
価格:700円(税別)
いないいないばあでもお馴染みの松谷みよ子さんによる絵本です。
動物たちが目をつぶって眠っていく姿がほんわかと可愛らしく、赤ちゃんの興味をひきます。
ねむたいよう、ワン。
いぬもねんね。
ねむたいよう、ニャーン。
ねこもねんね……繰り返しのリズムが心地よく眠気を誘います。
「おつきさまこんばんは」
おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)
作:林明子 出版社:福音館書店
価格:800円(税別)
おつきさまのやさしい表情が印象的な絵本です。
「おつきさまこんばんは」ぽっかりと顔を出したおつきさまを、お話をしようとやってきた雲に隠されてしまいます。
泣きそうになってしまうけれど、すぐに雲は去って、おつきさまはにっこり。
おつきさまの表情の変化もたのしく、全体的にほんわかとした色味の絵と文で、入眠儀式にもぴったりです。
2~3歳の子供におすすめの本
「おやすみ、ぼく」
おやすみ、ぼく
文:アンドリュー・ダッド 絵:エマ・クエイ 訳:落合 恵子 出版社:クレヨンハウス
価格:1500円(税別)
おやすみ、ぼくのあしさん。
きょうもうーんとはしったね。
と、オランウータンの子がお腹や耳、おしりなど、自分のからだのあちこちにおやすみなさいを言いながら眠りについていく絵本です。
優しいタッチの絵と、からだのあちこちに語りかけるオランウータンのやわらかい口調が気持ちをほんわかとさせてくれます。
2006年オーストラリア・ストーリータイムブック賞を受賞した作品です。
「ねないこ だれだ」
ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)
作・絵:せな けいこ 出版社:福音館書店
価格:700円(税別)
夜の9時。
夜中はおばけの時間です。
まだ寝ていない子は、おばけの世界に連れて行ってしまいます。
シンプルなはり絵のおばけが印象的です。
なかなか寝ない子がおばけの世界に連れて行かれて終わるというストーリーは、子供にとって少し衝撃的でしょう。
他のほんわかした絵本とはちょっと傾向が違うかもしれません。
夜は寝る時間だということを教えてくれます。
1969年の初版から現在まで長く愛されている絵本です。
4~5歳の子供におすすめの絵本
「よるこきかんしゃ、ゆめのきしゃ」
よるのきかんしゃ、ゆめのきしゃ
文:シェリー・ダスキー・リンカー 絵:トム・リヒテンヘルド 訳:福本友美子 出版社:ひさかたチャイルド
価格:1300円(税別)
みみをすましてごらん せんろがかたかたなっている……
リズミカルな文章が耳に心地よい絵本です。
可愛らしい動物たちが、機関車にせっせと荷物を積み込みます。
長物車、タンク車、れいぞう車と、なかなか見ない名前の車両も出て来て、洗車が好きなお子さんには特におすすめです。
「きょうりゅうたちのおやすみなさい」
きょうりゅうたちのおやすみなさい (世界の絵本コレクション)
作:ジェイン・ヨーレン 絵:マーク・ティーグ 訳:なかがわ ちひろ 出版社:小峰書店
価格:1400円(税別)
もう寝なさいとお父さんが部屋の明かりを消しに来ます。
もっともっと遊んでいたい子供と親のやりとりを、恐竜の姿でコミカルに描いた絵本です。
ティラノサウルスにトリケラトプス、色々な恐竜が眠る前に大暴れします。
思わず、「わかる、わかる」と思ってしまいます。
ユーモアたっぷりの1冊です。
まとめ
寝かしつけの時に絵本を読むのは、パパやママ、誰でもできる入眠儀式としても役に立ちますし、親子にスキンシップにもなるのでとてもおすすめです。
今回紹介した絵本は、どれも夜や眠ることをテーマにしているので、おやすみ前に読むのにはぴったりです。
是非一度、親子で読んでみてくださいね。
お気に入りの一冊が見つかるかもしれませんよ。