母乳育児中に頭痛に悩まされるお母さんは多いと思います。
様々な要因から、出産前は頭痛持ちじゃなかったのに、出産してから頭痛に悩まされることも。
母乳育児中は頭痛薬をはじめ薬を飲もうか悩んでしまいますよね。
なぜ出産後頭痛が悪化してしまう場合があるのでしょうか?飲んでもいい頭痛薬はないのでしょうか?
なぜ母乳育児中に頭痛がひどくなるの?
なぜ母乳育児中に頭痛がひどくなる人が多いのでしょうか。
その原因は様々あります。
慣れない育児へのストレス、昼夜問わない授乳による睡眠不足、授乳中の抱っこをする時に背中が曲がることや同じ体制でいることからの肩こり、ホルモンバランスの関係、水分や鉄分不足などがあげられます。
これらの要因はすべて肩こりだけでなく、母乳のためにもお母さんの健康のためにも必要なことです。
ですが母乳育児中はなにかと自分の時間もとれず健康的な生活はすることが難しいですよね。
更に痛みがあっては、毎日忙しい育児や家事をするのは大変です。
飲める頭痛薬はないのでしょうか?
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頭痛薬は飲んではいけないの?飲める頭痛薬は?
お薬を飲むと母乳を通しておっぱいから赤ちゃんに成分がいってしまうとよくいわれますが、種類によっては母乳育児中でも飲めるものがあるのです。
頭痛薬を飲むとその成分が血液に溶け込み、それが母乳となり赤ちゃんにいくのですが、頭痛薬の成分のおよそ80%は母乳となって赤ちゃんに届くまで薄くなるのです。
なかにはそれでも影響があるものもありますので、種類には注意しましょう。
母乳育児中にも安心して飲める頭痛薬は、「カロナール」です。
主成分がアセトアミノフェンでできており、中枢神経に働きかけ解熱鎮痛の効果があります。
妊婦や小児にも処方される安全で処方されやすいお薬で、負担が少ないお薬です。
1日3回まで、6時間以上あければ服用可能です。
母乳育児中は薬を飲むのは不安だからと飲まなかったり、薬を飲むから授乳をやめてしまったりしてしまいがちですが、飲めるお薬もあるのです。
ですがまずは頭痛が起きにくい生活をするのが第1です。
ストレスを溜めない、赤ちゃんが寝たら一緒にお昼寝をする、たまには旦那さんに見てもらって出かける、湯船にしっかり浸かるなど頭痛が起きる原因を改善していきましょう。
それでも辛いようなら無理をせず頭痛薬を飲みましょう。
飲めるかどうかは自己判断せずお医者さんに聞くのがよいでしょう。
また、不安であれば授乳が終わった直後に飲んで次の授乳まで時間をあけるのもいいかもしれません。
現在ミルクも進化してとても母乳に近い栄養がとれますし、必ずしも母乳をあげなくてはいけないということはありません。
ですが、やはり母乳が1番吸収がよいので母乳がでるようなら母乳育児を続けた方がよいでしょう。
母乳に勝るものはないのです。
頭痛がひどい時は飲める薬もあるのだということを頭において、なにかあればお医者さんに相談するようにしましょう。