カレーは大人から子供まで皆が大好きなメニューですね。
手軽に作って食べられるので、そういった意味では、忙しいママの強い味方かもしれません。
ただ、しばしば「授乳中にカレーを食べるとおっぱいが不味くなる」と言われます。
確かに、母乳はママの食べたものから作られますが、本当にカレーを食べると母乳の味が変わるのでしょうか。
味が変わるのだとすれば、赤ちゃんにどんな影響があるのでしょうか?ママのおっぱいへの影響はあるのでしょうか?
今回はカレーが母乳育児に及ぼす影響について紹介したいと思います。
カレーを食べると母乳の味が変わる?赤ちゃんへの影響は?
結論から言うと、ママの食事内容によって、母乳の味は変わります!
一般的に、ママの食べたものの成分のうち、0.06~1.5%位が母乳に移行すると言われています。
そのため、成分によっては母乳の味が変わることがあるのです。
カレーは香辛料や塩分を多く含みます。
市販のルーは牛などの動物性脂肪を多く使って作られているため、母乳の味に影響が出る可能性があります。
実際に、カレーを食べた後の母乳を嫌がる子もいます。
ただ、そうでない子もいるため、必ずしも「不味くなる」とは言い切れません。
赤ちゃんへの影響としては、変化した味を嫌がって、おっぱいをあまり飲まなくなる可能性があります。
また、赤ちゃんによっては、香辛料の刺激や脂肪分の影響で下痢を起こしたり、乳児湿疹が悪化したりする子も稀にいるようです。
カレーを食べた後の授乳で、毎回赤ちゃんの調子が悪くなるようであれば、カレーを控えた方が良いでしょう。
カレーは母乳をドロドロにする?おっぱいは大丈夫?
カレーに限らず、母乳育児中の食事では、動物性脂肪を控えましょうとよく言われますよね。
母乳がドロドロになって詰まり、乳腺炎を起こしやすくなるからです。
前述したように、市販のカレールーは動物性脂肪を多く含みます。
そのため、多量に食べれば、母乳がドロドロになる可能性があるんです!
母乳がドロドロになる他には、赤ちゃんが母乳をあまり飲まなくなった場合、飲み残したおっぱいがしこりとなり、乳腺炎を起こすリスクが高くなるのです。
カレーは、乳腺炎を起こしやすいママにとっては、注意すべきメニューだと言えそうです。
カレーは必ずしも母乳育児に良くないとは言い切れませんが、赤ちゃんや乳腺炎への影響がないとも言い切れません。
出来るならば控えた方が良いかもしれません。
でも、食べたいものを我慢するのは辛いですよね。
ただでさえ、母乳育児中は食事内容に気をつかいます。
「食べたいのに食べられない」となると、ストレスが溜まります。
ストレス自体が母乳にとって良くありませんから、溜めこまないようにしたいですよね。
そのためにも、赤ちゃんの様子をよく観察し、自分のおっぱいとも相談しながら、量を調整したり、食べる頻度を減らしたりしながら、上手に食べましょう。
また、手作りのカレーであれば、市販のルーより油脂分が少ないですし、香辛料や塩分を減らして作ることもできるので、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。
食事内容や調理法を工夫して、母乳育児を楽しみましょう!