夜泣きって生後数か月の赤ちゃんのものだと思っていませんか?
確かに、一番のピークは9カ月頃であることが多いのですが、実は、1歳を過ぎても夜泣きをする子は意外と多いんです。
1歳頃の赤ちゃんは、一体何が原因で夜泣きをするのでしょうか?低月齢の赤ちゃんの頃とは違うのでしょうか?
今回は、1歳児の夜泣きの原因と、夜泣きの対策方法についてまとめてみたいと思います。
1歳の子供が夜泣きをする原因は何?
1歳と言うと、ハイハイをしたり、早い子であれば歩き出したりする時期です。
離乳食の幅も広がり、食べられるものも増えるなど、成長が著しいですよね。
大人のしぐさを真似る子もいて、パパやママにとっては可愛くて仕方がない時期なのではないでしょうか。
そんな1歳の子が夜泣きをする原因ですが、一つは、脳の機能が未発達だということが挙げられます。
この原因は、低月齢の頃の夜泣きと同じです。
脳の前頭葉と呼ばれる部分が発達途中だと、眠りが浅くなっている時間が多くなるのです。
夜泣きは眠りが浅い時に寝ぼけたような状態で泣いてしまう事が多いので、熟睡できていないと、それだけ泣く確率が高くなるんですね。
また、1歳頃は生活リズムが確立しているだけに、リズムが乱れると夜泣きの原因になることがあります。
今日はお出かけでお昼寝時間がずれたなぁ、などという時は泣くことが多いのではないでしょうか。
生活リズムの乱れの他に、疲れすぎていたり興奮しすぎていたりしても夜泣きに繋がりやすくなります。
日中の刺激を消化しきれず、夢に見たり上手く眠れなかったりすると泣いてしまうのですね。
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1歳児の夜泣き対策は?
さて、様々なことが原因で夜泣きが起こるわけですが、夜泣きを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。
原因別に見ていきたいと思います。
まず、前頭葉の発達が原因の場合ですが、これは赤ちゃんが成長して脳が発達するのを待つしかないですよね。
パパママにできることは、赤ちゃんができるだけ熟睡できるように、日中たっぷり遊ばせてあげることでしょう。
また、部屋を暗くして、テレビは別の部屋で見るなど、熟睡できる環境を整えてあげる事も大切ですよ。
生活リズムの乱れが原因だと思う場合は、赤ちゃん連れの外出の時は、いつもと同じ時間にお昼寝ができたり、食事をとれるようなスケジュールになるように気をつけてあげましょう。
また、一度に色んな刺激を与えないよう、予定を詰め込まず、余裕のあるスケジュールにしてあげましょう。
刺激的な経験が寝る時間に近くなればなるほど、夜の睡眠に影響してしまう傾向があるので、赤ちゃんにとって刺激の大きい体験(初めてのことなど)は午前中にスケジューリングして、午後はゆったり過ごさせてあげると良いかもしれません。
まとめ
1歳という節目を迎えると、もう大きく成長したように感じてしまうかもしれませんが、1歳児はまだまだ成長途中で、デリケートです。
大人にとっては大したことのない出来事(たとえば、動物園で初めて大きな動物を実際に見たなど)が、大きな刺激となっている場合もあります。
そういった刺激が夜泣きに繋がらないよう、寝るころまでには出来るだけリラックスできるようにケアしてあげてくださいね。
ただ、夜泣きだと思っていたら、中耳炎の痛みなど、体調不良が原因で泣いていたというケースもあります。
毎日の夜泣きはイライラしてしまうものですが、まずは落ち着いて、体調不良のせいではないかのチェックを欠かさないようにしてあげてくださいね!