赤ちゃんが下痢をしてしまったら、ママは心配になってしまいますよね。
離乳食を始めている赤ちゃんであれば、いったん離乳食をやめた方が良いのか悩むところです。
おばあちゃんなどは「離乳食をいったんやめた方が良い」とか、「ミルクも薄めて飲ませた方が良い」とアドバイスをくれるかもしれません。
でも、それって実は一昔前の考えなんです。
最近は、その必要はないと考えられているんですよ!
では、赤ちゃんが下痢をしている時には、どのように離乳食を食べさせてあげればよいかを考えたいと思います。
また、離乳食を食べさせるにあたって、オススメの食材なども紹介したいと思います。
赤ちゃんが下痢をしている時に、離乳食を食べさせて良いの?
答えは「YES」です。
かつては、身体に負担をかけないように「下痢になったらいったん離乳食をやめる」という考え方が主流でした。
しかし、現在は違います。
WHOも離乳食を食べさせることを推奨しています。
離乳食や水分を摂取させて、回復に必要な栄養を補給させるという考え方が主流になってきているのです。
ただし、当然ですが、栄養を摂らせるために、無理にでも食べさせようというわけではありません。
赤ちゃんが下痢をして体調が良くない時は、「試しに食べさせてみる」ということが推奨されています。
もし赤ちゃんが食べてくれれば、そのまま食べさせてあげましょう。
欲しがらない時は仕方がありません。
脱水しないよう、水分補給だけはしっかり行うようにしましょう。
症状がピークを過ぎて、回復しつつある時は、「食欲の回復に合わせて積極的に食べさせる」ようにしましょう。
体調を回復する為の栄養を、離乳食からも摂取させてあげましょう。
赤ちゃんが欲しがるようであれば、離乳食の量や回数も普段より増やしても良いそうです。
もちろん、食べ過ぎて下痢を悪化させないよう、体調をみながら食べさせてあげてくださいね。
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下痢の時にオススメの離乳食はこれ!
では、赤ちゃんが下痢をしている時には、どのようなものを食べさせてあげれば良いのでしょうか。
下痢をしている時は、腸を刺激したり負担をかけたりしないものがオススメです。
乳製品(牛乳など)、脂肪分(揚げ物、バター等)や繊維質(豆類、葉物野菜等)、柑橘類は腸を刺激するので、下痢の時は避けると良いでしょう。
「便と同じ硬さ」が食事の硬さの目安です。
便の状態を見ながら、「スープ→おかゆやクタクタに煮たうどん→普段の食事を柔らかくしたもの」といったように、少しずつ硬さを変えていくと良いですよ。
では、最後にオススメレシピを紹介します。
じゃがいものおかゆ
<材料>おかゆ大匙2、ジャガイモ1/2個 ※量は調節してください。
<作り方>茹ででマッシュしたジャガイモをおかゆに混ぜる。
ジャガイモは緩くなった便を硬くするのに一役買ってくれますし、ビタミンCの補給もできるのでおススメですよ。
まとめ
赤ちゃんの下痢はとても心配です。
離乳食やミルクを普段通り与えてしまって良いのか不安になってしまいますよね。
でも、現在の考え方では、嘔吐等の症状がなければ、離乳食を与えても問題ありません。
むしろ、赤ちゃんが欲しがるなら、栄養を補給するために積極的に与えても良いのです。
離乳食を食べさせる際は、赤ちゃんの体調に合わせて、消化の良い物を食べさせてあげるようにしましょう。
食べない時は、無理強いはしないこと。
ただ、水分補給は十分に行うようにしてくださいね。
1日でも早く赤ちゃんの体調がよくなりますように!