赤ちゃんのお肌といえば、ツルツルすべすべ、触っていて飽きないほどきめ細やか…..というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
実際、健康な状態の赤ちゃんのお肌はすべすべです。
ですが、赤ちゃんのお肌は大人よりも薄くバリア機能も弱い為、トラブルが起こることが多いのです。
トラブルのトップに挙げられるのが「乳児湿疹」です。
生後数週間から4か月頃までに現れやすい湿疹で、「脂漏性湿疹」といって、主に顔や頭に黄色いかさぶたの様なものができるものや、「乾燥性湿疹」といって、顔や全身に赤いプツプツができるものです。
アレルギーの有無に関係なく、どの赤ちゃんにもできる可能性のある湿疹です。
この乳児湿疹、原因はさまざまあると言われているのですが、「母乳」が原因で乳児湿疹ができるという説があるのをご存知ですか?
今回は母乳が原因で乳児湿疹ができるというのが本当か、もしそうならばどう対処すれば良いのかについて紹介したいと思います。
母乳が原因で乳児湿疹ができるって本当?
さて、「母乳が原因で乳児湿疹ができる」と言われる所以は何なのでしょうか?
母乳はママの血液から出来ています。
血液の質は、ママの体調や食事の影響を大きく受けます。
脂っこい食事ばかりを摂っていては、血液はドロドロになりますよね。
甘いお菓子ばかり食べていても、血液はドロドロで質の悪いものになってしまいます。
当然ながら、ドロドロの血液から作られた母乳はドロドロで質の悪いものになってしまいます。
脂肪分や糖分も多くなり、質の悪い母乳を飲ませることが、乳児湿疹に影響を与えるという考え方があるのです。
もちろん、乳児湿疹の原因はさまざまなので、一概に母乳が悪いとは言えません。
ただし、ママの摂った栄養から作られている母乳が、乳児湿疹の原因のひとつとなる可能性は十分あり得るのです。
もし、脂っこい食事を摂って授乳をした後、赤ちゃんに湿疹がでる、湿疹が悪化するということがあれば、あなたの母乳は食事の影響を受けやすく、赤ちゃんも影響を受けやすいのかもしれません。
また、特定の食材を食べた後の授乳で湿疹が悪化するということがあれば、その食材が影響している可能性もあります。
(ちなみに、食事でとった栄養分は、4時間程度経つと母乳に出ると言われています)
赤ちゃんの様子をよく観察して、影響があるようであれば、食事内容をよく見直しましょう。
Sponsored Link
母乳の質を良くして乳児湿疹を改善するには?
母乳が乳児湿疹に影響しているかも?と感じた場合、症状を改善するためにも、母乳の質を良くしたいですよね。
では、どうすれば質が良くなるのでしょうか?
母乳をサラサラで質の良いものにするためには、脂っこいものや甘いものを摂り過ぎないことが大切です。
そのためにおすすめしたいのが「和食」です。
野菜中心でうす味に仕上げられた和食は、母乳の質を良くするのにもってこいの食事です。
特に根菜をたっぷり使った汁物は、身体をあたため母乳の出を良くするのでおススメですよ。
甘いものが食べたい時は、脂肪分の多い洋菓子より、和菓子を選ぶと良いでしょう。
洋菓子に比べると脂肪分・糖分が少ないのでおススメですよ。
↓母乳育児の食事関連記事
あくまで原因のひとつとして可能性がある、という意味ではありますが、母乳が乳児湿疹の原因となることがあります。
赤ちゃんの湿疹は痛々しく(痛みやかゆみはあまりないと言われていますが)、ママも見ていてつらいですよね。
すべすべした赤ちゃんらしい肌を取り戻すために、できるだけのことはしてあげたいですよね。
湿疹が酷い場合は、小児科や皮膚科の受診をし、治療をするようにしましょう。
それと併せて、ママの食事内容を見直し、母乳の質も良くしましょう!
1日でも早く湿疹が消え、きれいな肌に戻ると良いですね!