それまで哺乳瓶でミルクを飲んでいた赤ちゃんが生後2~3ヶ月頃になると、急に哺乳瓶を拒否して飲まなくなることがあります。
赤ちゃんが急に哺乳瓶を拒否するようになってしまっては困りますよね。
完全ミルク育児をしている場合は死活問題ですし、働いていて赤ちゃんを預けなければいけないママも困ってしまいます。
多くの場合は、これは一時的なことなのですが、それでも丸一日飲まなかったとしたら大問題ですから、飲むようになるまで放っておくわけにはいきません。
何とかミルクを飲んでほしいところですよね。
それまでは哺乳瓶でミルクを飲んでいた赤ちゃんが、急に哺乳瓶を拒否して飲まなくなる理由とは、どのようなものが考えられるのでしょうか。
また、再び哺乳瓶を拒否せずに飲んでもらうには、どのような対策をすれば良いのでしょうか。
今回は対策方法と、ママの間では有名な【母乳実感】という哺乳瓶も併せて紹介したいと思います。
2ヶ月の赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲まない理由
生後間もない赤ちゃんは口に触れるものは何でも吸うという原始反射に従ってミルクを飲んでいます。
新生児の赤ちゃんは、哺乳瓶だけでなく、指を口元に持って行っただけでもチューチュー吸いますよね。
それに加えて満腹中枢も未成熟なので、お腹がいっぱいでもミルクを飲みます。
しかし、生後2ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの中でさまざまな区別がつくようになり始めます。
例えば、ママのおっぱいと哺乳瓶の乳首が何だか違うなと分かり始めます。
哺乳瓶によって乳首の形や大きさも違いますから、その変化にも敏感に気づく赤ちゃんもいます。
また、ミルクの味の違いに敏感な赤ちゃんも出てきます。
更に、満腹中枢が発達してくると、お腹がいっぱいになったらミルクを拒否するということも出てきます。
今まではあげればあげただけ飲んでいた赤ちゃんが、急に拒否するようになるとママは不安になってしまいますよね。
ただ、体重を測ってみて、きちんと増えているようであれば、飲む量が減ったとしても大丈夫。
機嫌も良く、うんちやおしっこがきちんと出ていれば心配はいりません。
むしろ、自分に適した量を赤ちゃんが判断できるようになってきたという成長の証しなんです。
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3ヶ月の赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲まない理由
更に、生後3ヶ月頃になると、哺乳瓶の違いなど、さまざまな違いが分かるようになるのに加えて、遊び飲みが始まる赤ちゃんがいます。
これも、赤ちゃんが急に哺乳瓶を拒否して飲まなくなる原因のひとつなんです。
遊び飲みは生後3~5ヶ月頃の赤ちゃんに多いと言われています。
哺乳瓶でミルクをあげようとしてもよそ見してしっかり飲んでくれなかったり、乳首を舌で押し戻したり。
飲み始めても物音に反応して飲むのをやめてしまったります。
また、乳首を噛んでばかりで飲み進めてくれなかったり、しまいには手でつかんで遊びだしたりと、ママを困らせてくれます。
遊び飲みが始まると、授乳に時間がかかる上、栄養が足りているのか不安になって、ママの悩みは増えるばかりですよね。
ただ、これも周囲の物や音に興味を持つという、赤ちゃんの成長の証しなんですよ。
体重が増えていれば、遊び飲みで哺乳瓶を拒否してもあまり心配しなくても大丈夫です。
授乳時にはおもちゃを遠くに置いたり、テレビを消して静かな環境を作るなど、気が散らないように対策しながら様子をみましょう。
眠い時なら集中して飲むこともあるので、ミルクのタイミングをずらしてみるのも良いかもしれませんよ。
哺乳瓶を拒否する赤ちゃんには母乳実感が良い?
哺乳瓶を拒否して飲まない赤ちゃんへの対策として、哺乳瓶を変えるという方法があります。
赤ちゃんにも飲みやすい乳首の形があるので、気に入れば飲むようになってくれるかもしれません。
そこで、ひとつおすすめしたい哺乳瓶があります。
ピジョンから発売されている「母乳実感」です。
ピジョン Pigeon 母乳実感哺乳びん プラスチック製 アニマル柄 240ml 0ヵ月から(付属の乳首は3ヵ月頃から) おっぱい育児を確実にサポートする哺乳びん
母乳実感は赤ちゃんがママのおっぱいを飲む口の動きを研究して作られた哺乳瓶です。
母乳を飲む時と同じ口の動きを再現できるように作られているので、母乳に慣れた赤ちゃんも混乱する事なくミルクを飲めます。
母乳とミルクの混合育児をしているママには特におすすめです。
もちろんミルク育児の赤ちゃんにもおすすめです。
母乳実感を使うと、哺乳瓶を嫌がらなくなったという赤ちゃんも多く、口コミでも高評価なんです。
もし、今まで使っていた哺乳瓶を拒否して飲まなくなったら、試してみても良いかもしれませんね。
哺乳瓶を拒否して飲まない時の対策方法
哺乳瓶を替える以外にも、哺乳瓶を拒否して飲まない時の対策方法を紹介します。
ミルクを替える
乳首の形に好みがあるように、ミルクの味にも好みがあります。
中には気に入ったミルクしか飲まないというグルメな赤ちゃんもいるようです。
混合育児の場合は、搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませてみても良いでしょう。
母乳なら拒否せず飲むのであれば、ミルクの味が合わない可能性が高いです。
ミルクを替えて様子をみてみましょう。
飲む時の体勢を変える
意外かもしれませんが、寝かせた状態でミルクを飲むのは、赤ちゃんにとって負担が大きいんです。
気管に詰まったり、更に悪いと耳にミルクが流れて中耳炎の原因にもなります。
赤ちゃんも、その体勢だと苦しいので哺乳瓶を拒否している場合があります。
寝かせて飲ませていた場合は、上体を起こすような姿勢で抱っこして飲ませてあげましょう。
ミルクの温度を変える
赤ちゃんは本能的に冷たい飲み物を嫌がります。
母乳の場合でも、赤ちゃんが母乳を嫌がる原因が、ママが冷え性で低体温であるために母乳が冷たいせいだったという例があります。
ミルクの場合は、熱すぎないようにしなくてはと気をつけていたつもりが、むしろ冷まし過ぎていることがあります。
一度ミルクを温度を確認してみてください。
乳首を綺麗に洗う
哺乳瓶の乳首は汚れが溜まりやすいものです。
きちんと洗っているつもりでも、乳首にカスが残っていて、そのせいで飲みづらくなっていることがあります。
乳首は専用のブラシで洗ってくださいね。
まとめ
赤ちゃんが哺乳瓶を拒否してミルクを飲まないと、ママは心配になってしまいますよね。
なぜ嫌なのか、赤ちゃんに教えてもらう事は難しいですから、色々な方法を試して、原因を突き止めてください。
ただ、赤ちゃんは気まぐれなもの。
数日経ったら今まで何もなかったかのようにゴクゴクミルクを飲むようになることもあります。
どうしても哺乳瓶を拒否するようであれば、スプーンや小さなコップ、スポイトなどで飲ませる方法もあります。
赤ちゃんの成長に問題がないのであれば、気をもみすぎず、赤ちゃんに付き合ってあげてくださいね。