母乳育児で頑張るママにとって、母乳が足りているかどうかは最も不安な問題の一つですよね。
赤ちゃんが母乳をどのくらい飲んでいるかは、ミルクのように目で見てわかるわけではありません。
赤ちゃんの様子をみて判断する必要があります。
そのため、赤ちゃんがおっぱいをずっと吸っていると、母乳が足りていないのではと不安になるママは多いと思います。
本当に母乳が足りていないのでしょうか?
赤ちゃんがおっぱいをずっと吸っている理由と、母乳不足の見分け方について紹介したいと思います。
赤ちゃんがおっぱいをずっと吸ってるのは母乳不足のせい?
赤ちゃんがずっとおっぱいを離さないのは母乳不足のせいだとよく言われます。
こう言われると、母乳育児中のママはとても不安になりますよね。
確かに、母乳が足りずお腹がいっぱいにならなければ、赤ちゃんはずっとおっぱいを吸っているでしょう。
ですが、赤ちゃんがおっぱいを離さない理由はそれだけではありません。
生まれてすぐは、赤ちゃんもおっぱいを飲むのが上手ではありません。
母乳が十分に出ていても、飲むのに時間がかかり、ずっと吸っているということもあります。
口も小さいですから、乳首をしっかりくわえられず、上手に吸えない事もあります。
その場合は、赤ちゃんがしっかり乳輪が隠れるくらい深くくわえられるよう、手伝ってあげましょう。
赤ちゃんが口を開けた時に、乳首がしっかり入るようにおっぱいを赤ちゃんの口に入れましょう。
唇を内側に巻き込んでいないかもチェックすると良いでしょう。
他にも、眠くて、おっぱいを吸ったままウトウトしたいから離さない場合もあります。
おしゃべりや頸が据わるなど、何かができるようになる時はおっぱいをほしがるという話もありますから、必ずしも心配なことではないんですよ。
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母乳育児で母乳不足はどうやって見分けるの?
おっぱいをずっと吸っているのが必ずしも母乳不足のせいではないとは言っても、やはりママは心配ですよね。
では、母乳不足かどうか、どうやって見分ければ良いのでしょうか。
一般的に、おっぱいをずっと吸っている以外に
・授乳間隔が短い
・いつも機嫌が悪い
・おしっこの回数が少ない
・体重が増えない
などが母乳不足のサインとして挙げられます。
ただ、必ずしも母乳不足のせいとは言えないものもあるので、全てを気にする必要はありません。
気にしたいのは、おしっこの回数と体重の増え方です。
おしっこが1日6~8回程度出ていれば、問題ないと言えるでしょう。
また、生後4ヶ月頃までであれば、1日に15~30g増えていれば問題ありません。
体重は小児科でもはかってもらえますし、大きなスーパーやベビー用品店などにスケールが置いてある場合があるので、気になる場合は利用すると良いでしょう。
赤ちゃんにとって、ママのおっぱいはおいしいごはんであると同時に、くわえていると安心する精神安定剤です。
おっぱいをずっと吸っているからといって、必ずしもお腹が空いているわけではなくて、ただ心地良いからそうしている場合もあるんですよ。
おっぱいをずっと吸っていても、体重がちゃんと増えていて、赤ちゃんが元気なのであれば、心配はいりません。
ママと赤ちゃんのスキンシップだと思って、幸せな授乳タイムを満喫して下さいね。
ただ、体重が減ったり、赤ちゃんの機嫌がずっと悪いなど、気になる点がある場合は、一人で悩まず早めに小児科や母乳外来を受診してください。
本当に母乳不足なのか、そうであればミルクを足した方が良いのかアドバイスをもらい、安心して赤ちゃんを育ててくださいね。