子供の指しゃぶりって気になりますよね。
月齢の低い赤ちゃんであれば、指しゃぶりをしている姿も何とも言えずかわいいものですが、指しゃぶりがいつまでも続くと、「やめさせた方が良いのかな」と気になるものです。
そもそも子供が指しゃぶりをするのはなぜなのでしょうか。
やめさせた方が良いのでしょうか。
やめさせるのであれば、どのような方法でやめさせれば良いのでしょうか。
また、指しゃぶりを防止するグッズにはどんなものがあるのでしょうか。
今回は指しゃぶりについてまとめたいと思います!
子供の指しゃぶりに悩んでいる人は、参考にしてみてくださいね!
指しゃぶりをする原因は何?
赤ちゃんの指しゃぶりは、実はママのお腹の中に居る時から始まっているんです。
妊娠24週頃には指しゃぶりをしていることがあります。
これは、生まれた後におっぱいを吸う練習をしているんですよ。
生まれてから指しゃぶりをする原因としては、月齢が低いうちは、口の近くにある物を反射的に吸うという本能的なものであることが多いでしょう。
試しにパパやママの指を口の近くに持っていってみてください。
赤ちゃんが指に吸いついてきますよ。
1歳前後頃の赤ちゃんは、口寂しかったり、眠い時などに指しゃぶりをすることが増えてきます。
また、生後半年以降は歯が生えてくるので、歯が生える時のむず痒さを解消するために指しゃぶりをする子もいます。
1歳以降は卒乳する子が増えてくるので、卒乳権お口寂しさから指しゃぶりをする場合もあります。
この時期の指しゃぶりも珍しいものではありません。
2~3歳頃になると、指しゃぶりは徐々に減ってきます。
この頃に指しゃぶりをする原因としては、寂しかったり、退屈していたり、眠かったりすることが挙げられます。
また、幼稚園や保育園の入園で環境が変わることが多い時期なので、ストレスが原因で指しゃぶりをする場合もあります。
いずれにせよ、3歳頃までの指しゃぶりは珍しいことではないので、深刻になる必要はありません。
よく指しゃぶりの原因が「愛情不足」などと言われるので、気になってしまうパパやママも多いかと思いますが、この時期の指しゃぶりの原因は他にあることも多いので、あまり心配はいりませんよ。
また、指しゃぶりをすると歯並びに影響があると言われることがありますが、指しゃぶりで歯並びに影響が出てくるのは5歳頃だと言われていますから、3歳頃までであれば、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。
意識を他のことに向けるなどして、徐々に減らしていけば良いでしょう。
焦りは禁物です。
ただ、指しゃぶりがあまりに頻繁である場合や、小学校入学頃になっても続いている場合は、指しゃぶりが癖になってしまったり、歯並びに影響してくる可能性があるので、やめさせた方が良いでしょう。
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指しゃぶりのやめさせ方
指しゃぶりが長く続くので気になる、やめさせたいという時はどのような方法でやめさせれば良いのでしょうか。
ついつい叱ったり、強制的に口から指を離させてしまいそうになりますが、そのやめさせ方はおすすめできません。
厳しく叱られると、そのストレスが原因で、かえって指しゃぶりをするようになってしまう場合があります。
また、隠れて指しゃぶりをするようになることもあるんです。
それでは本末転倒ですよね。
指しゃぶりをやめさせる方法には注意したいものです。
おすすめの方法は、子どもが納得できるように、指しゃぶりをやめた方が良い理由を説明することです。
「指のばい菌が口に入るから」などと説明すると、案外すんなりと受け入れてくれることもありますよ。
また、指しゃぶりをしている時は、遊びに誘うなどして、意識を他のことに向けてあげるのも良いでしょう。
諭すだけではなかなか指しゃぶりをやめさせられないという場合は、指に絆創膏を貼ったり、手袋をしたり、指に絵を描いて指しゃぶりしづらくするという方法もあります。
指に泣き顔を描いて「お手てが痛いって言ってるね」などと諭してやめさせる方法もあります。
どの方法がお子さんに合うかは分りませんが、あまりストレスを感じさせずに、徐々にやめさせることができるよう、焦らずに見守っていきましょう。
困った時に!指しゃぶり防止グッズ
諭したり、遊びに誘ったりしていたけれど、なかなかやめさせることができない!という場合は指しゃぶり防止グッズを使ってみるのもひとつの手です。
デンタル・コミュニケーション・ブックス ゆびしゃぶりやめられるかな
ゆびしゃぶりやめられるかな―指しゃぶりの本 (デンタル・コミュニケーション・ブックス)
ある国の王子様が、指しゃぶりをするせいで上手にしゃべれなかったり、上手に食べられなかったりして、それでは困るので指しゃぶりをやめよう!と頑張るお話です。
指しゃぶりを続けていると、歯並びが悪くなったり唇の形が悪くなるということを、子供にもわかりやすく教えてくれる本です。
後半は保護者に向けたアドバイスが書かれています。
指しゃぶりに悩む子どもと保護者の両方に向けた絵本です。
マヴァラ バイターストップ
苦み成分をマニキュアのように爪に塗ることで、指しゃぶりを防止するグッズです。
ギネスブックに掲載されるほど強い苦み成分が配合されています。
もちろん、身体には無害です。
一度口に入れると、慌てて口をゆすぐほどの苦みなので、指しゃぶり防止に効果があります。
子供が苦みで嫌な思いをすることになるので、少し可哀想ではありますが、指しゃぶり防止の切り札的なグッズです。
子供だけでなく、爪噛みがやめられない大人にも使えるアイテムです。
まとめ
指しゃぶりは、3歳頃までであれば歯並びにあまり影響しないと言われています。
指しゃぶりが精神安定剤代わりになっていることもあり、無理やりやめさせるとストレスになる場合があるので、焦って強制的にやめさせる方法はあまりおすすめできません。
指しゃぶりをしてはいけない理由を説明してあげるなど、お子さんに合った方法で指しゃぶりをやめさせてあげたいですね。