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産後出血

産後の出血や腹痛の原因は何?対処方法も紹介します!

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出産という大イベントを終え、ようやく陣痛の痛みから解放されたかと思ったら、まだまだお腹が痛い!

出産するまでは知らなかった痛みに驚いたママも多いのではないでしょうか。

出産を経験するまではあまり知る機会のない産後の腹痛や出血。

その原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

今回は産後に起こる出血や腹痛の原因や対処方法についてまとめたいと思います!

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産後の出血の原因は何?

産後に出血が起こる主な原因

産後に出血が起こり、その量の多さに驚いた人もいるのではないでしょうか。

ただ、産後に出血が起こるのは正常な事なんです。

産後に出血が起こる原因は、子宮の中に胎盤などが残っているからです。

それを身体の外に排出するために出血が起こるのです。

出血の正体は胎盤や子宮内膜、卵膜や血液、リンパ液などです。

胎盤は赤ちゃんを出産した直後に後産として出てきますが、一部が子宮の中に残っていることがあります。

これを綺麗に排出するために出血が起きます。

子宮内膜や卵膜などの同じです。

出産するとともに不要になった組織を身体の外に排出するため、出血が起こるのです。

これは出産を経験した女性皆に起こるものです。

むしろ出血しない方が良くないんです。

子宮の中に胎盤などの組織や血液が溜まったままになっていると、炎症を起こしたり化膿する原因になります。

残留物があると、子宮が収縮して元の大きさに戻ることも妨げられてしまい、子宮復古不全の原因にもなります。

もしもそうなったら、掻把手術をして人工的に残留物を掻きださなくてはならなくなるんです。

そうなると大変ですよね。

産後の出血は悪露と呼ばれ、個人差はありますが、自然分娩の場合は3週間~4週間程度でおさまります。

帝王切開の場合は2ヶ月ほど続くことも珍しくありません。

その間も悪露の量は徐々に減っていき、色も鮮血から酸化したような茶色、クリーム色へと変化していきます。

重い生理のような状態から、おりものへと変わっていくイメージですね。

産後の出血への対処方法

産後の出血は自然に治まっていくものですが、悪露が順調に排出され、子宮が元に戻るのを助けるためにママが心がけた方が良いことがあります。

悪露を順調に排出させるためには、子宮の収縮を促すことが需要です。

そのためにママができる事は、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらう事です。

赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらう事で、子宮の収縮が促されます。

また、子宮を収縮させるためには、ママの身体が産後のダメージから回復しやすいようにすることも大切です。

疲れやストレスは回復を遅らせる原因となります。

そのためにはできるだけ休むこと、そして眠る事です。

赤ちゃんのお世話をしているとなかなか難しいですが、産後3週間くらいはできるだけ寝て過ごすようにして回復力を高めましょう。

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産後の腹痛の原因は何?

産後に腹痛が起こる主な原因

産後に腹痛が起こるのも、そのほとんどは正常なことです。

この出産直後の腹痛は「後陣痛」と言われるもので、子宮が収縮していることが原因で起こります。

痛みの感じ方にはかなり個人差があり、動けないほど痛みが強く「陣痛より痛い!」と言う人もいれば、それほど強い痛みは感じないという人もいます。

一般的には、初産よりも2度目、3度目の出産の方が後陣痛の痛みが強くなると言われています。

赤ちゃんにおっぱいをあげると子宮が収縮するため、授乳時に痛みが強くなる傾向があります。

中には後陣痛が辛くて授乳が憂鬱になってしまう人も。

「やっと陣痛の痛みから解放されたと思ったのに、また痛いの?」と嘆く人もいるかもしれませんね。

ただ、この後陣痛の痛みは産後2~3日をピークにおさまっていきます。

遅ければ、完全に治まるに産後3~4週間かかることもありますが、耐えられないほどの痛みはそう長くは続きません。

安心してくださいね。

後陣痛の対処法

子宮を回復させるために仕方ないとはいえ、できるだけ痛いのは避けたいですよね。

そこで、後陣痛を和らげる方法を紹介します。

・下腹部を圧迫する
・身体を温める

痛みが辛い時は、下腹部を圧迫すると痛みが和らぎます。

薄い枕や丸めたタオルなどを下腹部に当ててうつ伏せになり、下腹部を圧迫することで痛みが和らぎます。

この方法は一番痛みの強い授乳中は出来ないのですが、助産師もおすすめの方法なので、授乳時以外は有効ですよ。

授乳中は手のひらで軽く下腹部を押してみても良いでしょう。

また、身体を温めることでも痛みを軽減することができます。

腹巻やカイロを使って下腹部を温め、血行を良くすることでも痛みが和らぎますよ。

これなら授乳中もできますね。

後陣痛がどうしても辛いという場合は、産院で授乳に影響のない鎮痛剤を処方してもらえることもあります。

痛みが原因で授乳が憂鬱になったり眠れなかったりしては、赤ちゃんにとってもママにとっても良くありません。

我慢しすぎず、医師に相談するのも良いですよ。

病気の可能性はあるの?

産後の出血も腹痛も誰にでも起こることで、異常ではありません。

ただ、これがあまりに長く続くとなると話は別です。

産後1ヶ月以上を過ぎても出血が減らなかったり、腹痛が続く場合は、子宮の収縮が上手くいっていない可能性があります。

こ子宮に残留物があることもあるので、薬を使って子宮を収縮させる治療や、場合によっては残留物を掻きだす手術が必要になることもあります。

悪露が減らない、腹痛がおさまらないなどの不調を感じたら、医師に相談するようにしてくださいね。

まとめ

産後の出血や腹痛は子宮を収縮させて元の状態に戻すために必要なものです。

出血も痛みも嬉しいものではありませんが、身体が回復しつつある証拠だと思って、前向きにとらえたいですね。

ただ、出血や痛みが長く続く場合は、悪露の排出や子宮の収縮が上手くいっていない可能性があります。

いつまでたっても悪露や痛みがおさまらないと感じたら、医師に相談して対処してもらうようにしましょう。

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