赤ちゃんが生後100日頃になったら行われるお食い初め。
月齢が低いうちにあるイベントの中では大きなイベントですよね。
赤ちゃんのすこやかな成長を願うためにも、きちんと料理を準備してあげたいと思うパパやママも多いことでしょう。
そこで、今回はお食い初めの際に準備する料理についてまとめたいと思います。
その中でも、「鯛の尾頭付き」について詳しく紹介します。
普段の食事ではあまり登場しない料理なだけに、どう準備すれば良いのか分からず困るという人もきっと多いはず。
そんな鯛の種類や大きさ、焼き方などを紹介します。
お食い初めにはどんな料理を準備するの?
お食い初めで準備する料理は、地域によっても異なりますが、代表的な料理は次のようなものになります。
●赤飯
●はまぐりのお吸いもの
●鯛の尾頭付き
●煮物
●酢の物や香の物
これに歯固めの石や梅干し、地域によってはお餅を添えます。
料理を盛り付ける時は、お食い初め用のお膳を使います。
正式には、漆塗りの食器で、男の子の場合は外側、内側ともに朱色のもの、女の子の場合は外側が黒色で内側が朱色のものを用います。
ベビー用品店やインターネット通販などで購入できます。
ただ、最近では正式なお食い初め用の食器は使わずに、ベビー用の食器で代用することも多くあります。
中には100円ショップの漆塗り風の器やお盆などを使って、お食い初め用の食器風に仕立てる人もいます。
形式にはこだわらない場合も多いようです。
正式な食器を使いたいけれど、1回しか使わないのに購入するのはちょっと……。
という人は、レンタルを利用するという方法もありますよ。
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お食い初めに使う鯛の種類は?
一言に鯛といっても、その種類は24種類もあると言われています。
真鯛に黒鯛、石鯛、いとより鯛、いぼ鯛などなど、その形も色も様々です。
その中で、お食い初めに使われるのは「真鯛」です。
真鯛はお祝い事に使われる鯛の定番です。
一般的に「鯛の尾頭付き」というと、真鯛を使った料理のことを指します。
真鯛は、七福神の恵比寿様が釣っている魚なので、福をもたらすと考えていて、非常に縁起の良い魚です。
また、その赤い色もお祝い事の「紅白」を連想させるものですし、赤には魔よけや厄除けの力があると考えられているので、お祝い事にはぴったりなんですね。
お食い初めに使う鯛は、ぜひ「真鯛」を用意してくださいね。
お食い初めに使う鯛の大きさは?
お食い初めに使う鯛の大きさには、特に決まりはありません。
お膳にドンと大きな鯛が載っていると、お祝いの雰囲気がグンと上がるのは確かですが、大きな鯛はなかなか手に入りませんし、調理も大変です。
もちろん値段も高くなります。
鯛の大きさは、食べる人の人数や、自宅で調理する場合は、グリルやオーブンに入る大きさかどうかを考えて決めるのがおすすめです。
一応の目安としては、2~3人で食べるのであれば、500g程度のものがちょうど良いですよ。
500gの鯛でも、大きさは大体30㎝程度(調理前の大きさ)あります。
お食い初めでお膳に並べるには十分な大きさでしょう。
1㎏程度の鯛になると、大きさは40㎝程度あります。
5人くらいで食べるのに丁度良い大きさです。
おじいちゃんやおばあちゃんも一緒にお祝いするのであれば、ちょっと奮発してこの大きさにすればお祝いの場が盛り上がるかもしれませんね。
2㎏を超す鯛になると、大きさは50㎝くらいあります。
特大サイズです。
8人以上で食べるような大きさなので、親戚が集まってお祝いする席などには良いかもしれません。
ただ、予約をせずに魚屋さんやスーパーに行って手に入る大きさではないので、事前に連絡をして仕入れてもらったり、インターネット通販で探す必要があります。
お食い初めに使う鯛はどこで手に入るの?焼き方は?
お食い初めに使う鯛と言えば、尾頭付き、つまり丸々一匹です。
しかし、スーパーなどでは、時期によっては取り扱っていなかったり、切り身しかない場合もあるので、事前に注文しておくのが良いでしょう。
鯛の鱗は非常に硬く、専用の鱗取りがないと、鱗の処理だけで一苦労です。
購入する時は、鱗や内臓を取るなどのサービスをしているお店もあるので、確認してみると良いですよ。
お店によっては、塩焼きにしてくれる場合もあります。
家で調理をするのが大変だ、焼き方が分からないという場合は、調理サービスのあるお店を探してみてくださいね。
希望の大きさがあったり、天然物が良いなどのこだわりがある場合は、インターネット通販が便利です。
鮮魚を送ってくれるお店もありますし、お食い初め用に調理して、飾りや敷き紙をつけた状態で販売されているものもあります。
調理済みの場合は冷蔵や冷凍で配送されることが多いようです。
サイズや産地を細かく指定できるお店もあるのでおすすめですよ。
もちろん、自宅で調理しても良いですよ。
ただ、塩焼きといっても、単にグリルに入れて焼いただけでは綺麗に仕上がらないこともあります。
綺麗に仕上げる焼き方を紹介しましょう。
<鯛の焼き方>
1.鱗や内臓を取り除きます。
2.焼くと皮が縮むので、焼く前に切れ目を入れておきます。
⇒身の中心に×を描くように切ります。
そうしないと、ところどころ皮が破けて、見た目が悪くなってしまうことがあります。
2.鯛に塩をふる。
※ヒレには多めに塩をふりましょう!
⇒ヒレへの塩は味付けではなく、焦げ防止のためです。
3.はじめは鯛をアルミホイルに包んでグリルで焼きます。
グリルにもよりますが、時間の目安は20~30程度です。
⇒鯛を綺麗に焼くポイントです!初めから直接火にあててしまうと焦げてしまいます!
4.中まで火が通ったら、アルミホイルを外し、弱火で両面に焼き色を付けます。
⇒強火で焼くと、すぐにヒレが焦げてしまうので弱火にしましょう。
鯛は大きいので、はじめから火に当てると、中まで焼ける前に焦げてしまいます。
そのため、焼き方を工夫して、最初はアルミホイルに包み、焦げないように火を通しましょう。
まとめ
お食い初めに欠かせない料理である鯛の尾頭付きは、福をもたらす魚である真鯛をぜひ使ってくださいね。
自宅で調理できるのであれば、焼き方を参考に焼いてみてくださいね。
一見焼き方が難しそうな鯛も、ポイントを押さえれば綺麗に焼けますよ。
もし大変であれば、パパもママも忙しい時期なので、お店や通販を頼っても良いでしょう。
お祝いムードを盛り上げる鯛の尾頭付きで、赤ちゃんの成長を祈願してあげたいですね!