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産後スキンケア

産後の肌のかゆみはいつまで続くの?原因は何?対処方法は?

投稿日:2018年1月9日 更新日:

産後、身体の痒みや敏感肌のトラブルに悩まされている人はいませんか?

妊娠中はさまざまな体調の変化やトラブルが起こるというのはよく知られていますよね。

しかしながら、出産後にもさまざまな体調変化やトラブルが起こるというのはあまり知られていません。

そんな産後のママを悩ませるトラブルのうちのひとつが肌のかゆみや敏感肌です。

今回は、不快な肌のかゆみや敏感肌の原因は何なのか、いつまで続くのかについてまとめます。

あまり薬を使えない授乳期でもできる対処方法も紹介します!

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産後のかゆみ・敏感肌の原因は何?

出産後しばらくして鏡を見ると、お肌がボロボロになっていた!という人は決して珍しくありません。

また、今まで使っていた化粧品が急に合わなくなったり、乾燥肌になってしまったり、かゆみが続いたりと、産後、お肌のトラブルに悩まされるようになることはとても多いものなのです。

その原因とはいったい何なのでしょうか。

スキンケア不足

産後は赤ちゃんのお世話にかかりっきりになるもの。

洗顔後やお風呂の後の保湿もままならないというママはとても多いと思います。

「最後に化粧水を塗ったのはいつだっけ?」
などと思ってしまうくらい、肌のお手入れに無頓着になってしまう人も。

しかも、元々は洗顔後に化粧水を塗らないと乾燥して耐えられない!と思っていた人も、そんな状態が続くと、化粧水を塗らなくても洗顔後の顔のツッパリ感が気にならなくなってしまったりするんです。

一見、つっぱらなくなったのだから潤っているのかと勘違いしてしまいますが、実はそれは大きな誤解なんです。

乾燥がひどいと、お肌は乾燥から身を守るために、皮脂を多量に分泌するようになります。

これ以上水分が蒸発しないように膜を作るわけですね。

そのため、皮脂の効果で洗顔後のツッパリ感は軽減されるのです。

しかしながら、肌表面の皮脂が増えても、肌の内側の水分が不足しているのは変わりません。

知らず知らずの間に乾燥が進み、ある日鏡を見るとお肌がボロボロになっていた……なんてことも!

ホルモンバランスの乱れ

肌のかゆみに限らず、さまざまな産後トラブルの原因となっているのがホルモンバランスの乱れです。

妊娠中は赤ちゃんを守り育てるために、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが活発に分泌されます。

出産後にはこのホルモンは急激に減少し、代わりに母乳を作るためのプロラクチンというホルモンが活発に分泌されるようになります。

この急激なホルモンの分泌量の変化の影響で、身体は様々な不調をきたしてしまうのです。

かゆみや乾燥肌もそのひとつです。

また、エストロゲンは肌のハリを保つ働きもあるので、分泌量が減るとハリが失われ、乾燥しやすくなるのです。

睡眠不足やストレス

出産後は昼夜を問わず赤ちゃんのお世話が待っています。

そのため、睡眠不足になるママが多いですよね。

また、生活の全てを赤ちゃんのペースに合わせなければなりませんし、なかなか泣きやまない赤ちゃんをあやし続けていたりすると、知らず知らずのうちにストレスが溜まっているものです。

出産後に限らず、睡眠不足やストレスは肌トラブルの元です!特に午後10時から午前2時頃は、成長ホルモンが活発に分泌され、肌のターンオーバーが促進される、肌にとってのゴールデンタイム。

この時間に熟睡できないと、肌が荒れやすくなってしまい、かゆみや敏感肌の原因となるのです。

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産後の肌のかゆみはいつまで続くの?

では、この産後の肌のかゆみはいつまで続くのでしょうか。

ホルモンバランスの乱れが原因である場合は、ホルモンバランスが整えば肌のかゆみも自然と治まってきます。

しかし、産後のホルモンバランスが整ってくる時期は個人差が大きい問題です。

産後数か月で治まる人もいれば、1年以上かかる人もいます。

生理が再開したり、授乳を終えたりした頃におさまる人も多いようです。

明確にいつまでということは出来ませんが、特に産後1年くらいはトラブルが起きやすいと考えておいて良いでしょう。

お肌のケア不足や睡眠不足でかゆみが起こっている場合も同様です。

これも個人差がありますが、赤ちゃんが成長するにつれ、ママも赤ちゃんとの生活ペースに慣れてきますし、赤ちゃんがまとまった時間寝るようになってくれたり、一人遊びをする時間が出てきますから、肌のケアや睡眠に充てる時間が取りやすくなります。

産後1年くらいで生活が落ち着いてくる人も多いようです。

いつまでにかゆみが治るという明確な期間を決めることはできませんが、いつまでもずっと続くものではないので、心配し過ぎないようにしてくださいね。

授乳中でもできる対処方法

では、授乳中でもできる肌のかゆみや乾燥肌の対処方法を紹介したいと思います。

保湿

肌を守るための基本中の基本です!
肌トラブルについて皮膚科で相談しても必ず言われるのが「保湿をしっかりする」ということです。

どんなかゆみ止めを使ったとしても、肌の乾燥状態が改善されないと、かゆみはなかなかおさまりません。

赤ちゃんのお世話で時間が取れない場合は、オールインワンタイプの基礎化粧品を使うと手軽です。

お風呂あがりなどは、赤ちゃんに保湿をしてあげるついでに自分の身体にも保湿剤を塗ってしまいましょう。

大まかに塗るだけでも効果はありますよ。

水分補給をする

肌が乾燥してかゆみが生じている場合、口から水分をとることも効果的です。

特に授乳中は普段以上に水分を必要としています。

身体が冷えないよう、常温か温かい水、ノンカフェインのお茶などを、1日2リットル以上を目標に飲んでくださいね。

栄養補給

健康な肌を作るための栄養をしっかりとることも重要です。

特に、女性ホルモンと同じ働きをする物質を含む食材と多く取り入れれば、ホルモンバランスを整える上でも効果的です。

おすすめなのは、大豆イソフラボンを含む豆腐や納豆などの大豆製品です。

大豆は良質なたんぱく質も含むので、健康なお肌を作る材料にもなりますよ。

まとめ

産後はかゆみなどの肌トラブルが起こりやすいものです。

その原因は産後の不規則な生活やホルモンバランスの乱れによるもの。

いつまでも続くわけではなく、生活ペースが整い、身体が回復するにつれておさまることが多いのですが、少しでも症状を軽減するためにも、保湿や食事改善で対策をしていってくださいね!

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