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うつぶせ寝

うつぶせ寝はいつからさせて良いの?いつまで気をつければ良いの?

投稿日:2018年7月2日 更新日:

赤ちゃんにも個性があり、好みが違うものです。

それは寝る時の姿勢についてもいえる事です。

仰向けに寝る赤ちゃんもいれば、うつぶせ寝が好きな赤ちゃんもいます。

ただ、赤ちゃんにうつぶせ寝をさせて良いものなのでしょうか。

「赤ちゃんのうつぶせ寝は良くない」という情報を聞いたことのあるママは多いと思いますが、それは何故なのでしょうか。

また、いつからなら危険がないのか、いつからいつまでうつぶせ寝をさせて良いのかも悩ましい所です。

そこで今回は赤ちゃんのうつぶせ寝について考えてみたいと思います。

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赤ちゃんのうつぶせ寝は危険?

「赤ちゃんのうつぶせ寝は危険」という話を聞いたことがあるママは多いかと思います。

うつぶせ寝が危険だと言われる理由は、主に2つです。

窒息の危険がある

新生児など、首がしっかり据わる前の赤ちゃんの場合、自分で頭を動かしたり持ち上げたりすることができませんよね。

頭を動かせないという事は、もしも顔を下に向けて口や鼻が塞がれてしまった場合でも、自力で逃れる事ができないということです。

傍に誰もいなかったり、一緒に眠ってしまっていたりして、その状態に気づく事ができなければ、赤ちゃんはそのまま窒息してしまいます。

首の据わっていない赤ちゃんにとって、うつぶせ寝は非常に危険な状態なんです。

首が据わって、頭をある程度自由に動かせるようになったとしても、まだ窒息の危険があります。

例えば、寝ている場所がふかふかのクッションの上だったり、柔らかい布団だったりすると、顔が埋もれて窒息する危険があります。

埋もれてしまうと、頭を動かすだけでは苦しい状態から逃れることができず、窒息する可能性があるんです。

掛け布団が頭を覆ってしまった場合も同様に危険があります。

更に、タオルや毛布など、赤ちゃんが手足を動かすことで、顔に覆いかぶさったり、口と鼻を覆う危険のあるものが傍にある場合も、窒息の危険が高まります。

SIDS(乳幼児突然死症候群)の危険がある

元気だった赤ちゃんが、眠っている間に急に亡くなってしまう病気です。

これは窒息などの事故とは異なります。

SIDSは原因不明の病気ですが、決して稀なものではありません。

平成28年には109名の赤ちゃんがSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因の第3位になっています。

死因の上位に入るくらいですから、誰にでも起こり得るものであると思っておいた方が良いものです。

SIDSについてはまだ不明な点が多く、原因もはっきりと分かっているわけではありませんが、うつぶせ寝や添い寝、家族の喫煙が原因である可能性があると言われています。

うつぶせ寝が原因であるということについては、医学的な証明がされているわけではありません。

しかしながら、SIDSが起こった赤ちゃんがうつぶせ寝をしていたという事例が数多くあるのも事実です。

実際に、仰向けに寝かすとSIDSの発生率が下がるということが研究者の調査から分かっています。

直接的な関係性は不明だとしても、リスクを下げることができるなら、うつぶせ寝は避けるべきです。

やはりSIDSを避けるためにも、月齢の低い赤ちゃんにうつぶせ寝をさせることは避けた方が良いと言えます。

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いつからいつまでならうつぶせ寝をさせて良いの?

うつぶせ寝は危険といっても、うつぶせの方が寝つきが良く、ぐっすり眠る赤ちゃんもいます。

せっかくぐっすり眠っている赤ちゃんを起こしたくないというのも本音でしょう。

では、いつからならうつぶせ寝をさせても良いのでしょうか。

いつまで気にしてあげれば良いのでしょうか。

窒息の危険を回避するためには、首がしっかり据わって頭を自由に動かせることと、寝返りが自由にできる必要があります。

一般的には生後4ヶ月前後で首が据わり、生後5~6ヶ月頃で寝返りができるようになると言われています。

さらにそこから寝返り返りができるようになって、自分の力で仰向けになることが出来るようになれば、うつぶせ寝による窒息の危険が減ります。

具体的にいつからかは個人差がありますが、生後7~8ヶ月頃が目安です。

赤ちゃんが寝返り返りが出来るようになったら、うつぶせ寝をしていても様子を見ても大丈夫でしょう。

この頃になると、赤ちゃんが自分でお気に入りの姿勢をとるようになるので、うつぶせ寝が好きな赤ちゃんは、何度仰向けにしても、また寝返りをしてうつぶせになってしまいます。

いつまでも赤ちゃんをひっくり返す作業を繰り返していては、赤ちゃんの眠りを妨げてしまいますし、ママも疲れてしまいますよね。

赤ちゃんが自由に寝返りや寝返り返りをするようになったら、神経質に仰向けにしなくても良いでしょう。

ただし、いつからして良い、いつまで気にしなくてはいけないというのはあくまで目安です。

まったく危険がないわけではありませんから、顔まで下を向いて口と鼻が塞がれていないか、柔らかい布団などに埋もれていないか、スムーズに呼吸できているかどうかは逐次チェックして下さいね。

逆に、いつまでうつぶせ寝をして良いかという期限はありません。

赤ちゃんがハイハイしたり立ち歩いたり、自由自在に動けるようになるにつれ、うつぶせ寝による窒息の危険が減っていきます。

まとめ

赤ちゃんの中にはうつぶせ寝が好きな子もいます。

うつぶせの方が寝つきが良いと感じるママもいるでしょう。

しかし、月齢の低い赤ちゃんにとって、うつぶせ寝は危険を伴うものなんです。

窒息の危険もありますし、SIDSのリスクを高めてしまうという危険もあります。

赤ちゃんを危険から守るためにも、月齢が低く、自力で寝返りができない赤ちゃんにうつぶせ寝をさせるのは避けるようにしましょう。

うつぶせ寝の方が寝つきが良いというのであれば、寝かしつけの時だけうつぶせにして(もちろん、鼻や口が塞がれていないか十分にチェックする必要があります)、寝入ったら仰向けにするようにしましょう。

赤ちゃんが自在に寝返りできるようになるまでは、うつぶせには十分注意してあげてくださいね。

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