赤ちゃんの首がすわると、次は寝返り、ずりばいができるようになるなど、どんどん行動がバラエティ豊富になってきますよね。
そうなると、次に気になるのが「お座り」です。
赤ちゃんがお座りをすることが出来るようになる時期はいつ頃なのでしょうか。
親としてはとても気になるところです。
そこで、今回は赤ちゃんがお座りをする時期や、お座りが遅い時に考えられる原因についてまとめます!
赤ちゃんがお座りする時期
赤ちゃんは、一般的に生後3~4か月頃になると首がすわり、5~6ヶ月頃になると寝返りをし始めます。
もちろん、赤ちゃんの成長は個人差が大きいので、必ずしもこの通りではなく、もっと早い場合も遅い場合もあります。
お座りをする時期にも個人差がありますが、一般的に出来るようになる時期は、生後6~7ヶ月頃です。
ただ、お座りをし始めるこの時期は、まだ安定せず、ふらふらしてバランスを崩してしまうことも多いので、危なっかしいお座りです。
一人でしっかりと座れるようになるのは生後9か月頃になってからです。
赤ちゃんがお座りできるようになるには、腰やお尻の骨や筋肉が発達し、バランスがとれるようになる必要があります。
今まで主に寝ころんでいた赤ちゃんは、体重が身体の一部に集中することはありません。
それが、お座りの場合は腰やお尻に集中するというのは、赤ちゃんにとっては初めての経験です。
腰やお尻の骨や筋肉が、体重を受け止められるくらいに発達し、なおかつバランスをとれるようになって初めてお座りが安定するのです。
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赤ちゃんのお座りが遅い原因
赤ちゃんの成長具合は個人差が大きいと分かっていても、親としては一般的な目安よりも遅いと心配になるものです。
そこで、お座りが遅い場合の原因を考えてみましょう。
腰やお尻の発達が不十分
一般的には生後6~7ヶ月頃にはお座りができるくらいに腰やお尻が発達すると言われています。
ただ、それはあくまで目安。
生後6~7ヶ月になっても、まあお座りができるくらい十分に骨や筋肉が発達していない場合があります。
特に早産だった赤ちゃんの場合や、良く寝てあまり動かない赤ちゃんの場合は、このパターンに当てはまることが多いようです。
このような場合は、お座りの姿勢をとらせても安定せず、上手く座ることが出来ませんし、無理やり座らせると腰に負担がかかってしまいます。
焦らずに成長を待ちましょう。
遊びながら身体を動かし、腰やお尻の発達を促してあげると良いでしょう。
不安定な状態を嫌がる
お座りをし始めたばかりの頃は、身体が安定せずにグラグラしてしまうものです。
お座りをし始めたばかりの赤ちゃんは、上半身が不安定だと、反射的に両手を前について身体を支えます。
ただ、それでもまだしっかりと座れるわけではありません。
赤ちゃんの中には、この不安定でグラグラした状態に不安を感じてお座りを嫌がり、なかなか座らない子もいます。
ママと離れるのが不安
生後6ヶ月頃になると、人見知りやママの姿が見えないと泣いてしまう赤ちゃんがいます。
赤ちゃんの性格にもよるのですが、このような赤ちゃん場合は、ママと離れて床に座ることを嫌がり、結果的にお座りを嫌がってしまうことがあります。
まずはママの膝の上で座ることに慣れさせたり、床に座った赤ちゃんを後ろから包み込むように、ママが身体を寄せて座ってあげると安心するかもしません。
お座りの環境が良くない
ふわふわのクッションの上等では、お座りを始めたばかりの赤ちゃんの身体が安定せず、上手に座ることができません。
赤ちゃんがお座りをする時は、床やクッションマットの上のような、ある程度硬さがある方があった方が安定します。
また、赤ちゃんの中には、床の冷たさを嫌がって、お座りをしない子もいます。
そんな時は、バスタオルやラグ、薄い座布団の上など、環境を変えてあげると座ることもあります。
おむつが濡れている
おしっこを吸ったあとのおむつは、思いのほか冷たく不快なものです。
赤ちゃんの中には、濡れたおむつの上に座る時の冷たさや感触を嫌がる子もいます。
座るのを嫌がる時は、おむつを新しいものに変えてみると不快感がなくなり座ってくれる場合もあります。
動くのが大好き
赤ちゃんの中には、座って一箇所で遊んでいるよりも、常に動き回っていたいという活発な子もいます。
そんな赤ちゃんは、常に寝返りをしたりハイハイをしたり、つかまり立ちをして遊ぶ方が楽しく、落ち着いて座らない場合があります。
座っていても、ピョンピョン動いてすぐ転んでしまうなど、いつまでもお座りが安定しないように見えることも。
お座りの時期が遅い時に心配な病気
お座りをする時期が遅い、まったくしない場合も、大抵は成長とともに座るようになるものなので心配はいりません。
ただ、中には病気が原因でお座りができない場合があります。
例えば、脳性麻痺があると、ハイハイやお座りがうまくできない場合があります。
このようなケースは稀なので、心配し過ぎる必要はありませんが、気になる場合は小児科を受診するか、10ヶ月検診などの検診で相談してみましょう。
まとめ
赤ちゃんがお座りをする時期は、かなり個人差が大きいものです。
腰やお尻んの骨、筋肉が十分に発達していないとお座りは安定しないものですし、身体の発達具合だけでなく、赤ちゃんの性格も関係してきます。
お座りが遅いように感じても、大抵の場合は成長とともにできるようになるので、あまり焦らずに成長を見守ってあげましょう。
ただ、稀にですが病気が原因となっている場合があるので、いつまで経ってもお座りもつかまり立ちもしない場合や、他に気になる症状がある場合は、一度小児科で相談しておくと安心ですよ。